熊本県 ドライテック/オコシコンの駐車場をDIYしちゃうのって簡単?
更新日:2022年 10月 18日

生コンポータル・庭コンでは
「ドライテック/オコシコンはDIYerに人気!」
「初めて施工する方でもできる」
「女性や子供が施工してる」
ということをアピールしてまいりました。
実際、できます。できますし多くの現場がDIYされています。
同時に、
やってよかった!
楽しかった!
予算よりも安くできた!
という、喜びの声を多く頂いています。
じゃあ、ドライテックの施工って簡単なの?というところですが、今回は実績とともにそちらをご紹介します。
結論からいうとドライテック/オコシコン施工は、ぱぱっと言うほど簡単ではないです
ドライテック施工は通常の土間コン施工と比べて、たしかに高度な技術や必要となる専門知識が少ないのが特徴です。
どんなDIYにも言えることですが、しっかりとした準備が必要です。
よくいただく質問に、
「DIYをやったことがない人でもできますか?」
というのがあります。私はできると思います。
でもやるのは私ではなく、お施主さん自身です。
なので
「女性や子供、経験のない方が多くやられています」
という回答をさせていただいています。
では実際に、どういうポイントが大変なのかを見ていきましょう。
DIY施工は下準備が超重要で大変
ドライテックを実際に施工するまでには、大まかに3つの作業工程があります。
1.地面を掘る
2.下地を作る
3.ドライテックを施工する
2の下地を作る工程はそこまで厳しくありません。
一人でも作業できますし、駐車場1台程度なら1日で終わるでしょう。
3のドライテック施工までたどり着いた人ならば、施工指導員も来るのでまず大きな失敗もせず、1日で終わります。
1の地面を掘るところ。これがキツイ。
便利な重機や大量の人手があればいいのですが、DIYはそんなに潤沢な予算を使うことができません。
地面を掘ることの辛さ
私達が住んでいる家の下、家の基礎が乗る地面は家の重さに耐えられるように強化されています。
しかしお庭の地面はそのような処理がされることはめずらしく、よく締め固められた状態です。
じゃあザクザク掘っていけるかというと心がバキバキになるほど固いんです。
しかも駐車場1台分施工するために掘る土の量は土のう袋400個分。
駐車場1台分を20平方メートルとし、下地砕石とドライテックの厚さを考慮した20センチの深さの穴を掘ると約12立法メートルほどの土が出てきます。
12立方メートルなんて言われてもピンと来ないと思いますが、3メートル × 4メートルの入れ物がパンパンになる量です。
そして、災害時などにも活躍する土嚢袋に入れると、約400袋になります。
さらに実際掘ってみると、土だけでなく大きめの石も出てくるため、かなりの労力が必要になります。
ここで心が折れます。心だけでなく、足腰も持っていかれます。
まず1日で、1名で終わらせることはできないでしょう。
家族友人で力をあわせてこの苦難を乗り越えるしかありません。
ドライテック/オコシコン自体の施工は、いつも紹介する通りですが、施工箇所を掘り下げることが一番大変な現実もあるのです。
DIYのためにパワーショベルの資格を取得したお施主さん
良い意味でヤバい人がいました。
それが今回の現場で、DIY施工のために重機の資格を取得したお施主さんです。
(残念ながら施工指導員が伺ったときはもうパワーショベルが必要な工程が終わっていたためお施主さんがユンボを操る画像はありません。)
DIYのために一輪車を買った!スコップを買った!という話はよく伺いますし、そのような方が多いのです。
しかし、ユンボの資格とった!というのは初めてです。驚きのハイレベルです。
人力で掘り下げるのが大変なら、重機の力を使って掘り下げようという考えですね。(賢いです)
そしてドライテックの施工もハイレベルに終了
駐車場約2台分の35平米を、4名で施工。1時間15分で終了です。
1時間ちょっとで終わって、そしてこのクオリティです。ドライテックの材料は熊本市の高野組生コンさんから出荷されました。
ドライテックの掘削工程で発生した残土処分方法などを上記動画で紹介しています。
このお施主さんは大変良い意味でぶっ飛んでいますが、一般的にはなかなか資格とってユンボ乗っちゃお!となりません。
それを実行しちゃう今回のお施主様はやっぱりすごいです。
地面を掘るのは大変だけど、施工がもっと楽なオワコンもあります
地面を掘る辛さ自体は変わりませんが、ドライテック/オコシコンよりも簡単に施工することができる透水性を持つコンクリートがあります。
それがオワコンです。
ドライテック/オコシコンは、撒いて→しっかりと均して→仕上げる、簡素化された施工手順です。
しかしオワコンは、撒いて→均して→踏み固める、さらに簡素化されて手軽に施工できるコンクリートです。
ドライテック/オコシコンはプレートを用いて仕上げる必要がありますが、オワコンは足で踏み固めるだけで十分に雑草や水たまり対策を行うことができます。
DIY初心者さんがDIYで舗装するならこっちがおすすめだね。
あと、オワコンは掘り下げなくても地面の上にそのまま敷くこともできるし、ドライテック/オコシコンよりも厚さを求めない場合には地面の掘る量も少なくて済むからね。
そんな透水性を持つオワコンやドライテック/オコシコンについては、DIYer向けに材料販売を取り扱う「生コンビニ」で施工方法や材料をお求めいただけます。
ぜひ、オワコン、ドライテック/オコシコンのDIYに興味がある方は生コンビニを一度ご覧ください。