2022/01/16
「オワコン（造粒ポーラスコンクリート）の製造は極めて簡単です！」生コン工場向けオワコン製造マニュアル
絶賛爆発中の雑草・ぬかるみ・水たまり対策コンクリ「オワコン」だが製造方法は至って簡単。10分間程度の実録動画を渋谷建材（川越市）の協力のもと作成したので参考にどうぞ。
製造：渋谷建材（担当：大曽根勇太）
オワコン製造マニュアル
オワコン（造粒ポーラスコンクリート）の生コン工場における製造実録
そんなに構えないで！オワコン製造は本当に簡単だから。しかも、儲かるから
⚫︎参考記事： 「生コン工場向け《オワコン》造粒ポーラスコンクリート製造マニュアル」
動画では一部始終を10分程度にまとめているが、以下に僕の卓越した筆（タイピング）で製造方法を解説したいと思う。
毎日ブログを3本も書いていると筆（タイピング）が洗練されてくるのだ。
やってみれば、わかる。
（自分で言うな）
まず、当然のことながら残水はカットしておいて、からのドラムの中にY弾（Re-con ZERO EVO）を投入する。
これは、パウダーがドラム内部の鉄板やブレードに付着して残留物としてトラブルを引き起こさないようにするための措置である。
そして、ドラムを固定（あるいは低速攪拌）して材料をプラントで投入する。
配合は御社（生コン工場）の18−8−20とか18−8−25とか、通常配合だ。
だから、全国どこでもオワコンは製造できるってわけだ。
さらに付け加えておけば、JIS品ですらないし、およそ小ロット（50m3以下とか）で製造できるため、組合案件ですらない。
自由な配合を楽しめるので、再生骨材を使用してもらったって、スラグやフライアッシュをふんだんに使ってもらったって、あるいは固まりさえすればセメントを使用しないでもらったって、CCUSを実装してもらったって全然OK。
当方はとやかくその辺口出ししない。
自由に製造してもらって、儲けてもらえれば幸いである。
で、生コンをドラムに投入。
低速攪拌を1分。
これは、最初から高速攪拌をしてしまうと、パウダーがドラム内部で飛散してしまい、ブレードや鉄板に付着し残留する懸念があるため、最初は低速で生コンと馴染むように配慮したもの。
そこから、高速攪拌2〜3分。
改質が確認（造粒完成）したらホッパーの出口のところまで材料を引き出して目視確認。
中のロットや部分部分で様子が異なる可能性があるため、この作業を2〜3度繰り返すといいだろう。
さらに、そのことでセルフクリーニング効果（砂粒状のオワコンがドラム内部の鉄板やブレードを擦りみがくことで、万が一残留してしまったパウダーを削り取る）が期待できる。
セルフクリーニング効果は例えば荷下ろしの最中にまめに投入側にレバーを引いておくことで同様に効果が期待できる。
そして、現場までの運搬はドラムを固定してください。
ポーラスコンクリートなど転圧コンクリートは基本的にアジテータトラックを用いない。
だから、ドラムを回転させないことで再現したものである。
以上、これだけ。
おしまい。
ちなみに、現在オワコンのキーマテリアルY弾（Re-con ZERO EVO）は5,000円／m3で販売予定。
だから、御社（生コン工場）の18−8の原価＋5,000円がオワコンの製造原価。
そう。
10,000下回ることもある。
事実、渋谷建材さんでは楽勝で10,000円以下だった（残コン再生骨材を用いたこともあるが）。
それを、30,000円とかで販売する（オープン価格、商社口銭別）。
ね、儲かるっしょ？
「荷下ろしした後、ドラム内部とかホッパー、ブレードが汚れてて洗浄大変なんじゃないの？」
心配性なあなた（生コン工場）には以下の動画を示したい。
ね。
すげえ、簡単に取れてるっしょ？
ちなみに、もしも残コンが余った場合は、この作業は現地で行わず、工場に戻って残コンを排出（と言っても、翌日以降砕石として再利用できるけど）してから、洗浄しよう。
オワコンに水が入ってしまうと元に戻って中途半端にブヨブヨと扱いの悪い状態になってしまうため注意が必要だ。
（もしかしたら、Re-con ZERO CLEANERを用いれば、それも解消するかもしれないので、そちらは別途検証予定）
いやはや、オワコン、これ、バズるな、完璧。
そもそも施工が至って簡単。
⚫︎参考記事： 【埼玉】「野郎ども！気合を入れ直せ！！女子DIYerによるオワコン施工」渋谷建材・エクスショップ
つまり、施工者にとって朝都合がいいと言うことがわかる（施工 WIN）。
雑草やぬかるみ、水たまりが安く完全に解消される（消費 WIN）。
そして、上記動画マニュアルや解説でもわかるように楽して儲かる（製造 WIN）。
三方よしを地で行く。
それが、オワコン。
なので、構えなくていいから、何も気にせず当社からの製造依頼を快諾してくださいますようお願いします。
ちゃんと儲けていただきます故。
シクヨロちゃんです！
宮本充也
「オワコン」は有限会社長岡生コンクリートの登録商標です
2022年中にカインズでオワコンの取り扱いがはじまります
オワコンは生コンポータルより材料を注文することもできますが、2022年中に、ホームセンター カインズ（関東圏）での材料＋施工の販売を予定しております。
（販売時期が確定いたしましたら、正式に告知する予定です。)
新しいコンクリートであるため実物を目にする機会が少ないですが、カインズに足を運べば展示用のオワコンを確認することができます。
おそらく生コンクリートのホームセンター販売はオワコンが初めてなので、興味がある方はぜひカインズでご確認ください。
対応予定店舗
群馬：前橋吉岡店資材館PRO、伊勢崎店
埼玉：新座資材館PRO、鶴ヶ島店資材館PRO
東京：町田多摩境店資材館PRO
静岡：沼津店
※展示の確認は可能ですが、事前に展示されているか店舗へ直接ご確認ください。
※カインズでの取り扱いは「材料＋施工」です。材料のみの購入はできません。
DIYやるから材料だけ欲しい
こちらから製造業者へ直接お問い合わせください。
インターネットの現代、ウェブやSNS（庭ファンなど）で比較的容易に情報を入手できます。
透水コン、オワコンに興味を持った施主は上記マップから直接施工者に相談してください。
直接交渉なので、余計な仲介手数料やバックマージンは心配ありません。
ポーラスコンクリート(透水コン、オワコンなど)とは？
（引用：https://www.kagurazakakaryo.com/shopdetail/000000000001/）
ポーラスコンクリートとは簡単に言えば「おこし状のコンクリート」。
砂利とか造粒物（骨材）が点でつながっているため隙間（空隙）がある。
水や空気はそこを通って地面下に浸透する。
だから、水たまりはできないし、コンクリだからぬかるんだりしない。
雑草の根が伸長する体積もないため雑草も生えてこない。
防草シート（プラスチック製品）と違ってコンクリだから耐久性抜群、効果は半永久的。
それが生コンポータルが手がけるポーラスコンクリート。
全国800以上の生コン工場と連携し各地にその価値は届けられている。
【施工者】やったことないから不安・・・どうやって仕入れる？
不安な施工者・DIYerのために随時説明会や見学会実施中
施工の不安を解消するオンライン説明会・現場見学会を随時実施中！
オンライン説明会は毎日17時半から開催しています。飛び入り参加も可能。
参加申し込み→カレンダー
さらに施工当日は現場相談員を無料で派遣、施工をサポート
実際の現場には無料で経験豊富な施工相談員が派遣される。詳細→現場相談員について
仕入れは普段付き合いのある業者から可能、または当サイト掲載業者からも
掲載されている材料や施工については、生コンポータルから施工・製造をレクチャー。今は取り扱いがない施工者・生コン工場でも取り扱いをし始めるケースも多い。または当サイト庭コンにて掲載しているマップから購入も可能。
【施工者】支払い方法は貴社条件で
生コンポータルでは初めての取引でもマネーフォワード決済を導入しているため通常仕入れと同じように買掛可能※。
※決済には全てウェブで完結の簡単な登録が必要。
お施主さんには下記サービスもおすすめ。
手間をかけたくないなら全国対応庭コンも便利です！
提示された見積もりやプランはあとだしじゃんけんワークスで無料診断が受けられる。
LINEでの受付（宮本の個人アカウント）も行っている。
「雑草・ぬかるみ・水たまり対策、猫よけできればいいんだけど」
もしもそんなニーズならば、雑草・ぬかるみ・水たまり対策コンクリ「オワコン」は現在、材料30,000円、工事一式88,800円で販売中。
⚫︎参考記事：《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート＋砕石（化粧、防犯）敷きを検討中なら！」雑草・ぬかるみ・水たまり対策
⚫︎参考記事：雑草・ぬかるみ・水たまり解消「オワコン一式 《88,800円》 今なら全国一律で請け負います！！」生コンポータル
⚫︎参考記事：【募集】「全国一律5,000円／m2で請け負う《実験用》駐車場タイプの造粒ポーラスコンクリート《オワコン》施工」
このように、今では透水コン（オワコン他）は土間コン同様容易に手に入るようになった。
主な著者
あとじゃん先生（宮本充也）
1級（造園・建築・土木）施工管理技士／コンクリート主任技士・診断士
エクステリアプランナー（2級）
メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]
