2016/12/25
「日本の壁をすべて打ちっ放し」 スノボ・ゲーム

わくわく、大事。
動機づけが「仕事だから」とか「金儲け」とかだとどこかで行き詰る。
僕が最初にこの技術を見た時は、神だ!と思ったものだ。
だって、それまでのコンクリートのイメージは、
煤けてて、よごれやすくて、美観のいいものじゃない
そんな感じだったから、
目の前でばらばらと水をはじく、
それも、その時のサンプルは解体現場から拾ってきた破片のコンクリートで、
薄汚れたそのコンクリート片は、コップの水を垂らすとぱらぱらぱらーっと、
水玉が表面を伝って流れ落ちていった。
「手品か?!」
くらい驚いて、その可能性に没頭したものである。
それから10年以上僕はそのわくわくを原動力としてこの分野を専門としている。
種明かしから言ってしまえばこの技術はそんなにすごいものじゃなくて、
シラン(・シロキサン)と呼ばれる化学反応をコンクリート表面に合成して、
「水がばらばらとはじく現象」
を起こすことによって、コンクリートの美観を保持するという技術。
コンクリートは半永久耐久材料。
それは、確かにあながち間違っていない。
その堅牢さを頼ってコンクリート住宅や建築を求める向きも正しい。
ただ、堅牢さ→頑丈・いつまでも問題なく共用できる、ということと、
「いつまでも美しい」
ということは全く別物だ。
コンクリートそのものはとても頑丈だけど、
苔むして真っ黒な廃屋チックなコンクリート住宅には
「住みたいとは思えない」
というやつである。
「コンクリートの美観を守る」
という技術は実にさまざまなアプローチが存在する。
昔の僕などは、
「反応性材料がNo.1!!」
と、自分が担いでいる製品が何よりも素晴らしいと信じてどこに行ってもそう伝えていた。
確かにシラン・シロキサン系または珪酸ナトリウム(リチウム)系などは、
コンクリート素材になじみもよく、そもそもコンクリートの出自である、
「水和反応」
に基礎を置いた考え方だからとても素晴らしいことは事実なのだけど、
それでもやっぱり、適材適所があって、
それ以外のすべてのアプローチを否定してしまうほど優れているというわけじゃない。
使用環境や予算、目的や他条件との相性によって、
もっともふさわしい美観保護剤を選択することが求められる。
当社、元イケメン・スーパーリバウンダー小松英樹。
本人の美観性は劣化の一途をたどっているが、
その手掛けたコンクリートの美しさはまるで魔法。
職業人生において貴重な20代という歳月をこのコンクリート美観という分野に捧げ、
様々な苦楽を経験し多くの顧客ニーズに日々晒された彼の感性。
このところIT情報発信が彼のまた新たなるフィールドを広げ、
更にその能力はとどまるところを知らない。
僕の年から8つ下なのでその成長がとても他人事と思えず、
いつも自分が手をかけてなければ自立できないなんてこちらの想いはどこ吹く風、
今では僕の知らない多くのお客様の信を得て大活躍している。
リピーターも多く、経営の視点からも安心で強い定期的な売上を確保する優秀な営業マン。
大躍進を遂げた。
この事業についてはもはや僕の出る幕はない。
「日本の壁をすべて打ちっ放しに」
打ちっ放しという魅力に魅せられた僕たちの夢を形にする男。
彼に蓄積されたコンクリート打ちっ放しに関する知識はきっと日本有数だろう。
12月は彼の扱う事業に関してだけでも6件のお問い合わせをWEB経由でいただいている。
ご連絡していただけるみなさんはきっと知らない会社知らない人に連絡。
とても不安だと思う。
親心じゃないけれど、ぜひ安心してほしい。
彼は、とても打ちっ放しコンクリートのことを愛しているし、
スノボが好きで、ゲーム好きの普通の青年。
人として成長するためにも、皆さまからのお問い合わせをお待ちしています。
必ずお役に立てるはずです。
宮本充也