2017/01/11
「コンクリートひび割れ川柳」 伝え方を考える

クイズです。
(生)コンクリートはどちらの仲間でしょうか?
・ボンド
・ガラス
正解に入る前に、ライトな話題として、
を取り上げたいと思う。
セメント新聞社の猪熊夏子さん(スタイリストでもある)が始めた企画。
いいじゃないですか。
社会一般にも通用するこうした企画はぜひどしどしやるべきだと思う。
そして、生コン川柳、なんと今月末で締め切りだそうだ。
やばい、
応募していない。
今日セメント新聞社の関係者に伺ったところかなりの応募があって、
ちらっときいたのだが、かなりの傑作もエントリーしている。
やばい、
大賞を獲れれば尊敬するZENNAMAの阿部会長から直々に表彰してもらえるという。
俄然、やる気がわいてくるではないか。
ここで改めて川柳の定義を確認したい。
俳諧、すなわち俳諧連歌から派生した近代文芸である。俳句と同じ五七五の音数律を持つが、俳句が発句から独立したのに対し、川柳は連歌の付け句の規則を、逆に下の句に対して行う前句付け(前句附)が独立したものである。俳句にみられる季語や切れの約束[1]がなく、現在では口語が主体であり、字余りや句跨りの破調、自由律や駄洒落も見られるなど、規律に囚われない言葉遊びの要素も少なくない。かつての俳諧では雑俳に含めて呼ばれたことがある。
だそうだ。
僕的に解釈すれば自由にとらわれることなく書いてよい俳句ってことになろう。
自由に。
生協や せいきょうじゃないよ なまですよ
自分で書いててすごく恥ずかしいが、とてもいけてない。
生コンから離れてみよう。
コンコンコン 時代は生を ノックする
はぁ?である。なんとセンスがないのだろうか。
これじゃ先行対象にもなるまい。
阿部会長も真っ青である。
IoT それって割決 できるかな?
これ、結構いいかもしれない。
Internet of thingsの時代でも割決(組合用語)をしようとする生コン業の悲哀がこもっている。
いん工場 Inなの員なの どっちなの?
実はよくわからないで使っている、いん工場という言葉。
アウト工場という言葉があるだけに、INなのだろうか、それとも組合員の員なんだろうか。
さて、長くなった。
冒頭の答えだが、
実は、コンクリートはガラスの仲間(ケイ素)である。
固まるという文脈で言えばついついボンド?って感じだが、
氷とかガラスになりたちが似ている。
いわゆる一般消費者と専門家の間で必ず揉めるもとになるのが、
ひび割れ
という現象で、
専門家から言わせれば、コンクリートはひび割れて当然、となるのだが、
そして事実大半のひび割れはコンクリートの機能上全く問題がないのだが、
一般消費者はコンクリートのひび割れを「きずもの」と思う。
ピンチはチャンス。
クレームやもめ事のタネとなる「ひび割れ」がB と Cにあるというのであれば、
目線を変えればそれは懸け橋になるのではないか?
実はコンクリートが一番注目されるケースって、
「ひび割れなのではなかろうか?」
事実ぐぐるとあまたのひび割れに関するトラブルが見出される。
僕たちの持っている技術は色合わせ補修といって、
コンクリート回りのひび割れをはじめとするトラブル、
・ジャンカ
・コールドジョイント
・ピンホール
etc
の機能だけでなく美観上の問題解決策となる。
専門家にありがちな罠だけど、
「どんなことができるか説明しまくっちゃう」
そうじゃなくて、
一般に一番困っているのは、
「コンクリートがひび割れる」
というだけのこと。
SEO対策として、
「コンクリート ひび割れ」
と検索すれば、1位に上がるようにするのは、
ZENNAMAを「生コン」で抜くよりもむずかしそうだ。
ただ、気づいちゃった。
ひび割れを機能上も美観上も解決する技術。
この点を別の伝え方で伝えないと伝わらない。
川柳と一緒で、一般の共感を得るためには、ユーモアセンスという、
今まで僕たち産業では使うことのなかった能力が必要かもしれない。
ひび割れた 生コン信頼 ひび割った
なんもうまくないけど、
とりあえず応募してみようと思う。