長岡生コンクリート

2017/02/03

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「美という概念 打ち放しコンクリート」 杉板・本実・浮造り・普通べニア・フッコー

「美という概念 打ち放しコンクリート」 杉板・本実・浮造り・普通べニア・フッコー

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説得力ってやつなんだと思う。

スタイリストがぼろをまとってたら。

仕事を頼みづらい。

実際はどれだけ中身が卓越されたセンスだらけだったとしても、

ぱっとみ、すごくダサかったら、発注しづらい。

それと同じことが建築の世界にもある。


僕たち生コン工場の売りは、

機能

重要インフラや建物の基礎をつかさどる。

別におしゃれじゃなくともいい。

「ちゃんと強度を満足して、耐久性があればいい」

超スカした格好しててらてらのおしゃれなかんじで、

「ちょいーす。生コンデリバリーに参りました。髪型が決まらないんで、メットはちょっと」

なんて建築の現場事務所に顔を出したらどうなるかくらい僕にもわかる。


ただ、同じ建築でも仕上げ材は違う。

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生コンでは絶対に許されないことが、許される可能性がある。

「なんてゆーんすかねぇ、パーティーでもストリートでも映える、てゆーか、言葉じゃむずかしいなぁ」

「今、降りてきたんすよ。あ、ちょっと話しかけないでください。今、感覚を形にしてるんで」

「あー、神ってる、神ってる、神ってる。これは超芸術だなぁ」

とか現場事務所で仮にのたまったとしても、

生コン屋よりは、

「もしかしたら、なにかあるのかも」

くらいには思ってもらえるオーラがある。

それが、仕上げ。


コンクリートは機能を要求される。

「いや、強度は出てないんすけど、感じないすか?」

は通用しない。

YesまたはNoのどちらかしかない。

適合か不適合なのか。


ただ、仕上げには感性が要求される。

「んーーーー、同じ青でも空の青?海じゃない?みたいな?」

みたいな、何言ってるかわからないことに対してもきちんと対応せねばならない。

「24N/㎜2出てるか出てないか」

ではないのだった。


僕たちが10年続けてきたコンクリート色合わせ補修。

RCトータルサポート

もともとは、

「生コン工場が贈る打ちっぱなし表現」

を売りにしている。

そんじょそこらのぽっとでのコンクリートかじり始めたやつら

とは違った、数十年のコンクリートに関する実務経験。

これを武器にやってきたのだが、

打ち放しコンクリートもやはり、

感覚とても重要

ってことが、ここにきてわかり始めてきている。


数か月仕上げ材老舗メーカーフッコーと共同でやっている、

「仕上げ材としての打ち放しコンクリート」

はやはり市場を間違えていなかったようだ。

これまで感覚に訴求してきた営業スタッフの方々が、

その持ち前の営業スキルを背景に、

「仕上げ材としての打ち放しコンクリート」

をがんがん営業しはじめている。

「見た目のおしゃれさ」

という、僕たち生コン屋にはなかった言語を武器に、

僕たちの打ち放しコンクリートは新しい属性を得て、

新しい市場で新しい価値を見出され始めている。


日本の打ち放しコンクリートは世界一

これは、僕たちがこの分野に携わっていて感じること。

杉板

浮造り

本実

普通べニア

様々な打ち放しコンクリートに携わってきて、

その表現にこだわるモノづくりの専門家たちの魂に触れ、

ようやくわかってきた日本の打ち放しコンクリートの魅力。


この魅力は生コン工場の専門性と合わせて、

老舗仕上げ材メーカーフッコーとのコラボで、

いよいよ最終ステージへ挑戦することになる。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士