2017/03/04
「君は本物を知っているか?」 打ち放し・コンクリート・色合わせ・補修
タレントがテレビ番組で、
「100,000円と19,800円のワインの味比べ」
をして、どっちが100,000円かわからない。
みたいなことってある。
以前、僕は友人に、調子こいて、
「スコッチウィスキーにはまってんだよねー」
とのたまい、バーに通いをひけらかしていた時期がある。
友であり取引先である人と行きつけのバーに入り、
「これこれ、たまらないんだよねー」
とあおっていたマッカラン18年が、
別のウィスキーに入れ替えられていて、
いい恥をかいた事を思い出す。
謙虚さは神である。
建築家の先生
という言葉がある。
なんか、偉そうな感じ。
「知ってるよ、僕は全部知ってるよ」
みたいな、
「僕のワイフは」
とか言ってそうな、建築家の先生。
この、動画のスタートでこれが、
「本物ではない」
ということに気づける人はどれだけいるだろうか?
そもそも、担い手の僕たちですらわからないのだから。
それだけ、色合わせ補修の技術は進んでいる。
こちらの展示は横浜にある東伸コーポレーションさんの、
試験室の壁がブロックになっていて、それを打ち放し風に変更したもの。
横浜の建設会社さんなら一度は訪ねたことがあるだろう。
ぜひ、立ち寄られる際には試験室でこちらの壁を見ていってほしい。
こんな風に、打ち放しコンクリートは、下地を選ばない。
だから、どんなに打設でミスっても大丈夫。
なにもなかったかのように、それは復元されるから。
こんな展示はGNN会員工場の数社で見学することができる。
マッカラン18年がわからなくても、
打ち放しコンクリートがわからなくても、
コンクリート打設でしくじったとしても、
大丈夫。
ぜひ僕たちに一度連絡をしてほしい。
