2017/05/12
「ジャンカ・コールドジョイント・砂筋・ひび割れに困っている人」 施工不良・補修・緊急・色合わせ・打ち放し・打ち肌

今、この時間、全国に、
現場事務所
は一体何棟建っているだろうか?
全国の現場事務所数なう
である。
こんなことを考えたことがある人はいないだろうか?
今、僕たちはこのことを真剣に考えている。
昨日は全体会議といって月次決算からプロジェクト進捗管理など、
1月で最も重要な意思決定を行う会議だった。
の営業戦略を議論する中で先月までの販売先リストを眺めていて、
そのほとんどが現場監督個人からの引き合いにより成約している
案件ばかりだということに気が付いた。
つまり、
型枠を外して打ち肌にトラブルが発生して困っている
のは、会社ではなくて現場所長や代理人のような、
実際に現場を預かっている人たち
ということに改めて気づかされた。
僕たちは通常商品提案をするにあたって、
無数にある現場事務所を回ることはしない。
基本的には○○建設という会社があれば、
その本社に伺って担当窓口の方とお話をするようにしている。
土木部なり建築部なりのフロアにあがっても、
忙しい会社であればあるほどそこはもぬけの殻みたいになってて、
彼らのほとんどは受け持っている現場事務所に詰めている。
コンクリートの打ち肌のトラブル
ジャンカ・豆板・コールドジョイント・砂筋・ひび割れ・・・
実際にこれらに困っている人は誰か?
顧客は誰か?
この問いはとても大切だということに気付く。
例えばチラシやDMを発信する先
先ほどの例のように本社なり管理本部みたいなところにたとえそれを送り付けたところで、
彼らは管理部の人たち→社長や役員または事務員さん
にとってはジャンカ・豆板・コールドジョイントには困っていない。
もぬけの殻に実際入るべき現場代理人の人たちにとっては、
本社に届いているFAXDMやチラシは効果的なのかもしれないけど、
それらは管理本部の人たちの目にちらり触れただけで、
そのままごみ箱にぽい
されている可能性が非常に高いのかもしれない。
どんなに現場でコンクリート打ち肌のトラブルにあえいでいたとしても、
管理本部の人たちにそれを相談することはないだろうし、
また事務員さんや社長さんからそのソリューションが各現場に届くことはない。
そう考えると情報発信の最も効果的なあり方は
直接全国に無数にある現場事務所に情報を届ける
ことだという行き着いた。
さて、そんな方法があるのだろうか?
ブレストしてみた。
絶対に現場事務所にあるものな~に?
というテーマでのブレスト。
複合機・弁当(仕出し)・冷蔵庫・リース屋・・・
例えば複合機を収めている会社には担当している建設現場のFAX番号のリストがあるだろう。
それを拝借して、
「打ち放しコンクリートのしくじりに困っていませんか?」
というDMを放り込んでみる。
的な。
弁当と一緒に届く割りばしに、
「型枠外してぞっとしてませんか?」
みたいなフレーズと連絡先をコピーしておく、
みたいな。
生コン工場という立ち位置で情報戦略を真剣に議論し始めると、
それはそれでいろいろ示唆に富む議論が生み出される。
「知られなければ存在していないのと同じ」
どんなに持っている価値が素晴らしかろうとも、
僕たちの価値が適切に需要家に届かなければまるで意味がない。
売り込みとか営業ってなると軽んじる人もいるけれど、
これからの時代情報が埋もれる特にこれから、
情報発信
という文脈は実に重要な位置づけを持つのだと思う。
コンクリート打ち放しの打ち肌で困っている人に、
その問題解決策を持っている僕たちが適切に届くこと。
コンクリートで不幸になる人を0にする
そんな社会実現の第一歩なのかもしれない。