長岡生コンクリート

2017/12/31

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「コンクリート色合わせ補修の事業領域」 愛知・コンクリート打ち放し・色合わせ・体験会

「コンクリート色合わせ補修の事業領域」 愛知・コンクリート打ち放し・色合わせ・体験会

今年から始まった一番大きな出来事。

生コン工場と一緒に勉強会。

対象は生コン工場の周りの小規模建設事業者。

予め生コン工場の名前を主催に記したFAXDMを撒いておく。

これを僕たちは空爆と呼んでいる。

知らない土地に突然長岡生コンという会社からFAXが届く。

きっとどれほど魅力的なことを書いてあったとしても、

その反応は限定的だろう。

だから、ご当地の生コン工場の名前を主催に立てる。

センミツ(0.03%)

と呼ばれるDMリアクションの世界で、

このDMは時に1%を超える反応を記録する。

強い手ごたえを感じる取り組みとなった。


山口土木

今回は趣旨がちょっと違う。

主催を生コン工場ではなく土木会社とした。

松尾さん(やっさん)とはYDN(やんちゃな土木ネットワーク)でのご縁。

YDNは2015年に設立した団体。

比較的小規模な地方の土木業者(地場ゼネコン)が、

建設にかかわる技術情報を交流しあう場。

どうしても個社ごとに固定化されがちな技術情報。

隣の業者にその情報やノウハウが知られてしまうと、

画一的な技術評価制度の所為でライバルに出し抜かれてしまう。

だからお互い技術情報は見せあうことがない。

流動性が非常に低い。

そこにイノベーションのチャンスを見出した。


コンクリート色合わせ補修

彼ら土木業者は常にコンクリート躯体の悩みにさらされている。

特に土木は建築と違って仕上げに守られることがない。

常に、ガチっぱなし。

服を着せてごまかすことができない。

施工不良はそのままさらされることになる。

土木は基本的に構造体としての機能を評価される。

見た目は本来評価の対象ではないのだけれど、

施工欠損だらけの構造体が検査される。

きちんと補修されていれば耐力は満足されるとわかっていても、

その施工管理のずさんさを示しているようでばつが悪い。

最近では見た目も評価の対象になることもあるという。


日頃は生コン工場を開催地としてこの体験会を開催している。

ただ、今回やっさんのお声がけで土木会社を開催場所とすることができた。

もしかしたらこの在り方も定番になるかもしれない。

地元生コン工場も、

地元土木会社も、

地域での存在感は非常に似ている。

新技術のステーション(ハブ)としての機能が期待される。


コンクリート打ち放し補修の事業領域

単純に補修にとどまらず、

ブロックを杉板打ち放しにしてみたり、

仕上げ材のように活用してみたり、

その事業領域は非常に広い。

打ち放しコンクリートの面積だけでも膨大なのに、

壁全般をその対象にすることができるのだから、

アイディア一つで無限のチャンスが広がる。

その入り口を提示する。

本体験会は今年から始まったものだが、

非常に強い手ごたえと共に、

無限の可能性を秘めた来年への決意を新たにして、

今年最後の色合わせ体験会が終了した。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士