2018/01/25
「コンクリートの芸術に触れよう」 体験会

※毎度恒例のご挨拶からはじまる横浜色合わせ体験セミナー
年度末、
雪で麻痺した交通網。
横浜の地でも開催した。
コンクリート打ち放し色合わせ補修施工体験会。
極めれば本実や浮造りと呼ばれる高度な打ち肌を表現できる。
100億立方メートルといわれるコンクリートの塊が日本にはある。
特に日本人は打ち放しコンクリートを愛する。
素材そのもの。
その源流をわびさびに求めることができるのかもしれない。
型枠を外しただけのその無垢な表情。
それを特殊技能によって「魅せる」技術。
その歴史は60年前にさかのぼることができるという。
※今回はつやありとつやなしの2パターンの施工の体験
※2枚の作品を見比べてみる
不定形の美
既製品のように左右対称であることよりも、
偶発的に表れるマーブル模様や不定形。
芸術。
コンクリート打ち肌が偶然の産物ならば、
それを表現しようとする行為そのものが芸術。
人によって美の感覚が異なる。
時と場合によってもその美は変化する。
その打ち放しコンクリートを創り上げる行為。
この体験会が提供するのは芸術の入り口。
絵描きの卵が初めてがキャンバスと筆と絵具を持ったような感じだろうか。
そしてこの芸術は強く世間から求められている。
今もどこかでコンクリートの打ち肌で悩んでいる人がいる。
芸術家はその悩みを解消するだけでなく、
その美によってハッピーを届けることができる。
今回の会場である東伸コーポレーションさんは、
打ち放し建築の中に生コン工場がビルドインされている。
近未来の生コン工場。
内装はもちろん打ち放しコンクリート。
ただの偶然だったかもしれないけれど、
実際の打ち放しコンクリートの立方体の中で、
実際に打ち肌に囲まれながら打ち肌を描くという。
非常にシュールな体験会になった。
続々と今年も主要都市を中心にこの体験会は続く。
コンクリートの芸術に触れよう。
生コンでいいこと