2018/11/04
「エクステリア屋さんは打ち放しの門柱を嫌がる」

新築もリフォームも、玄関前は化粧ブロックでオープン外構・ガーデンが全盛のこの時代。機能(表札、ポスト、インタフォンetc)だけじゃなく、スリムでモダンなデザインも重要視される。一方、従来の打ち放し擁壁は、「鉄筋」「型枠」「打設」に「養生」と超めんどくさいのオンパレード綺麗に仕上がる保証もない。施工が簡単で素敵な打ち放し門柱はこれ!!
エクステリア屋さんに嫌われる打ち放し門柱の外構
※普通のブロック塀。こんな塀ではせっかくのお庭がなんだか薄ら寂しい。
※左官材でブロックの表面を被覆。(地面は透水性コンクリートの展示。水を吸い込むよ)
※線引きを使ってなにやら平行する線を描いていく。
※筆を使って曲線が描かれていく。
※筆の先には魔法が宿る。
※筆が進むたびにそっけない平面に魅力が広がっていく。
※接写でこのクオリティ。
※作業中近くを通る人たちは足を止めて眼を見張る。
これでも打ち放し嫌いですか?
家の周囲をぐるりと囲む塀とはちがって、
今や流行はオープン外構。
ワンポイントの化粧ブロック塀に郵便受けとインタフォンを設える。
僕たち生コンはエクステリアの嫌われ者。
土間コン(カーポート、駐車場)は1日作業だし色むらひび割れでトラブルになりがち。
打ち放し擁壁も、鉄筋・型枠・打設・養生少なくとも工程は7日に及ぶ。
仕上がりが綺麗な保証なんてない。
だから、エクステリアの領域で僕たち生コンのフィールドは減少の一途。
それでも完全になくすことはできない。
それは、水の次に流通すると言われる「生コン」の強みでもあり、弱み。
できるだけ使いたくない。
けど、
使わざるを得ない「生コン」。
生コンから生コンでいいことシリーズ。
生コンポータルはそんな経験を作ってお届けしています。
事務所や展示場の目立つところに。
できれば提案したくない打ち放しの門柱。
これなら逆に、他社にはない魅力として独自化が可能。
事務所や展示場の目立つところに置いておけば、
セールストーク以上に語らず伝える。
工期も生コン打設がないから2〜3日で十分。
雨にずらされる心配もない。
さらには、
その家、その庭だけの偶然性(打ち放しの本質)を表現することができる。
門柱。
それは、家の顔だ。
建物を眺める時。
最初に目に飛び込んでくる。
実に重要な入り口。
その入り口。
打ち放しは嫌いなんて言ってたらもう時代遅れかも?
エクステリア屋さんに愛される打ち放しの門柱。
エクステリアが変化する。
宮本充也