長岡生コンクリート

2018/11/06

「土木に見た目は関係ない!本当?【色合わせ】」

「土木に見た目は関係ない!本当?【色合わせ】」

土木こそ鬼門。剥離剤の品質または施工が原因で、型枠をバラ(脱型)した後に無数に現れる表面剥離。「土木に見た目は関係ない!」とは言えない現代において、建築と違って仕上げでごまかせない土木は本来の打ち放しコンクリートの「美」が要求される?



土木に見た目は関係ない!本当?

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※コンクリート打設の後養生期間を経て脱型された打ち肌には無数の表面剥離(施工欠損)が現れている。



土木は人々の営みを支える機能が優先される。

事実として、ダムやトンネル、橋や護岸など、

いずれも要求される性能は「強靭さ」。

災害大国日本にあって、

国土強靭化

はとても重要な施策のひとつ。

だから、強い、重い、堅牢、密実、高耐久、要求される性能はそんなところ。

だから、見た目はどうでもいいの。

本当?



インフラツーリズム。

という言葉が話題になって久しい。


インフラツーリズム
(英:infrastructure tourism)とは、公共施設すなわちインフラストラクチャー土木景観観光資源と位置づけ、実際に現地へ赴き観光旅行する行為を指す和製英語で、多くの関連施設を管理する国土交通省も積極的な利用を奨励しており、政府が推進する訪日外国人旅行増加手段の一つの柱として位置付けている[1]

(引用Wikipedia)


現代、土木構造物はなんと、

観光資源

と位置付けられている。

有名なところでは黒部ダムなどが挙げられるだろう。

そんな現代において、

「土木に見た目は関係ない!」

は本当?



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※Before 土木の現場から「色合わせ」に関する問い合わせがあった。土木の場合建築と違ってパネコートではなく普通ベニアである場合がおおく、色合わせにも高度な技術が要求される。


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※After これなら仮に「インフラツーリズム」として観光資源になったとしても安心ですね。そんな「見た目」の問題を解消するのが、「色合わせ」というArt



DOBOKU Meets Art.

少し前なら、Art と 土木 なんて無関係なんて思われていたかもしれない。

ただ、直感と美の現代。

土木を管理するあるいは従事する人たちには、

Art

の感性が求められるのかもしれない。

事実美と機能性は切っても切り離せられない関係性であることは誰も否定をしないはずだ。

機能を追い求めた形にこそ美が宿る。

そこに、彩りを添える技術。

それが、打ち放しコンクリートの色合わせという技術。



生コンでいいこと。

打ち放し色合わせは建築土木に限らずあらゆるシーンで活躍している。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士