2018/11/07
「目立つところに置いておけば?【打ち放しパネル】」

目立つところに置いとくだけ?それは「何ができるかを語らず伝える」。好評打ち放しブロック塀施工体験会では自分自身で作った打ち放しパネルをお持ち帰り。目立つところに置いておけば、「色合わせやってます」は自然と伝わる。
その技術は人を幸せにすることができる
※昨日(2018/11/06)沖縄県那覇市の産業支援センターで開催された色合わせ体験会の様子。初めて触る実際の道具と材料で巧みに(僕よりも上手に)ベニア板は打ち放しコンクリート(打ち放しパネル)に変化する。
建設現場でうなだれている人を見たことがある。
これまでの色合わせのイメージはネガティブだった。
なるべくお世話になりたくない。
救急医療センターみたいな。
できるだけ近寄りたくない。
だから、色合わせという技術が適正な評価を受けることはなかった。
「2人で来て、ちょこちょこっと作業して30万も請求された!」
憤る人をかつて何回も見たことがある。
それは、仕事量がきちんと見込まれる業界になっていなかったから。
人の不幸(型枠を外した時の施工欠損)をある意味で待っている姿勢。
そのような印象を与えてしまっていたから。
しかも、その技術は門外不出とされ、
昔話の鶴の恩返しばりに、
「絶対にみてはいけません」
作業中その施工箇所をホロで隠すなどして施工されたりなどしていた。
でも、事実、その技術でうなだれていた現場代理人を笑顔にすることができる。
需要サイドと供給サイドのねじれ。
僕たちはこの業界の問題をそのように認識している。
もっとオープンで風通しをよくすべきだ、と。
芸術としてポジティブな色合わせへ。
※技術が向上してくるとこのような、杉板模様の肌を再現できるようにも。
※打ち放しブロック塀工法は「誰かの失敗」を前提としていない。ブロック塀の表面に打ち肌を再現するArt。
このところの体験会ではこうした打ち出しをしている。
もっと、ポジティブに。
風通しよく。
もっと一般的な。
絵画や音楽が一般に誰にも馴染みがあるように。
建設、とくにコンクリートに携わるひとなら誰でも。
色合わせ
という概念を理解していて、
中には自分でもやったことがある。
そんなポジティブな存在にする。
全国各地のコンクリートの打ち肌で困っている(いた)人と、
色合わせに興味があって自分でもやってみたい人をつなげる。
その場で輪を作る。
生コンをキッカケにして場ができる。
※それぞれの作品を手に取り記念撮影。それぞれの作品は持ち帰っていただき目立つところに展示しておく。「色合わせやってます」なによりもわかりやすい「看板」だ。
僕たち生コンポータルが届けたいこと。
生コンはいいこと。
色合わせは身近な芸術。
もっと、前向きに。
楽しく取り組める喜び。
そして、その喜びは時に型枠を外した時に発生するトラブルをも解決することができる。
そんな当たり前を作りたい。
届けたい。
生コンでいいこと。
宮本充也