2018/12/25
「無意識に拘る『上げ裏を木目調にしたい』」

「上げ裏(庇や軒、階段などの裏側のこと)を木目調にしたい」。とある都内の高級マンションからのご要望。そっけない左官仕上げが相場の上げ裏を木目調にすることで得られる確かな高級感。#デコブロ はこんなシーンでも活躍する。
上げ裏を木目調にしたい
通常上げ裏はこのように殺風景な状態で完成となる(https://tosouya-san.info/a/ageura.php から引用)。疲れて自宅に帰ってきて迎えられる景色。
今回の注文は「上げ裏を木目調にしたい」というもの。コンクリートにモルタルで仕上げた殺風景な視界が、木目の暖かい自然の温もりに変化する。
これら木目の一筋一筋は技術者の手により丹念に再現されたもの。
完成の様子。型枠と型枠の継ぎ目まできちんと再現される。コンクリートに写り込んだ木目本来の自然な線形。
無意識の中で起こっていることかもしれないけど。
例えば毎日、1年365日のこと。
外出先から疲れて帰ってきて扉を開ける前の天井。
上げ裏。
いちいち目配せもしないかもしれない。
それは本当に無意識で目の中に飛び込んでくる景色かもしれない。
建築の美(意匠)は意識が向けられる場所だけに力点を置かれるもの?
「本当におしゃれな人は下着に凝っている。」
比喩としてはだいぶ間違っているような気もするが、
つまりそんなことなのかもしれない。
上げ裏を木目調にしたい。
なんてステキなお届けものなんだろう。
そこに住む人の無意識にまで配慮する。
豊かな住空間。
外から中に入る最後の景色を彩る。
そんな場所にも#デコブロ の技術が役立てられている。
#デコブロ とは?
どこにでもあるブロック塀のような壁を。
高級な打ち放しコンクリートの打ち肌にデコレーション(壁の材質は問わない)する魔法の技術(MH作)
無意識に目の中に飛び込んでくる景色。
普段あまり気にしないくらいありふれた空間に彩りを加える。
すると、暮らしが豊かになる。
建築に従事する人の施主を想う気持ちは日々進化している。
その進化を支えているのも。
#デコブロ (打ち放し色合わせ)
知られていないのは存在していないのと一緒。
だから、もっともっと知ってもらえるために。
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生コンでいいこと。
宮本充也