2019/01/02
「【杉板】とか【ラーチ合板】の打ち放しも【その日から】できちゃうの?」

打ち放し色合わせ体験プログラムは全国各地の生コン工場を会場として開催されている。参加者から寄せられるよくある質問「杉板とかラーチ合板の打ち放しもその日からできちゃうの?」。たしかに、「その日から」を強調している体験プログラム。その真意は?
杉板、ラーチ合板など特殊型枠の打ち放しコンクリートの場合は?
こちらは山梨県の生コン工場「ナカゴミ」で開催された打ち放し体験プログラムの模様。
左から順に施工施工プロセスを表している。右のパネルのようにベニアの表面が打ち放しコンクリートのそれに仕上がる。
2018年は日本中で#デコブロ男子(打ち放し色合わせができる人)が増えた1年だった。
施工体験プログラムを受講した人たちは【その日から】打ち放しコンクリートを写真のように仕上げることができる。
【その日から】に嘘はない!
受講すればその日から打ち放し色合わせができる。
#デコブロ男子 にその日から。
その言葉に嘘はない。
事実写真にあるように受講した全ての人たちはベニアのパネルを打ち放しコンクリートに仕上げている。
中には、
「#デコブロ男子」
とその作品を誇らしげに携えるイケメンたちも少なくない。
ただ、条件付きで【その日から】と伝えなければならない技法がある。
これだ。
ブロック塀が【杉板型枠】の打ち放しコンクリートに仕上がる様子(MH作)。
道具も使ってる材料も基本同じ。
だから、
「その日から」
という言葉に嘘はない。
条件付き。
「センスがあればね」
という部分のみが通常の打ち放しと違うところ。
(※ラーチ合板はさらに難易度の高いごく限られたアーティストの手により表現される https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/post_175.html)
センスというと乱暴かもしれない。
ある程度のセンスと現場経験
さえ前提としてあれば誰でも杉板の打ち放しコンクリート仕上げができる。
そんな、#デコブロ体験会 を全国で開催している。
僕自身も依然として通常の打ち放しコンクリート模様しかできない。
それでも、正月休みを利用してオフィスの中のあちこちを、
#デコブロ しちゃうつもりだ。
たくさん#デコブロ を練習して少しでも腕を上げる。
いつしか、杉板型枠の打ち放しが表現できたらいいな。
そんな風に夢見て。
生コンでいいこと。
宮本充也