2019/01/10
「ワンランク先の現場管理へ【杉板型枠】打ち放し色合わせ」

#デコブロ 杉板型枠打ち放し色合わせ。ほんのごく稀にだが街角でみかけることもある。きっと一般の方、あるいは建設関係者だってそのことに気づく人は皆無だろう。さらに、ワンランク先の現場管理へ。今日は、そんなお話。
#デコブロ 街角スナップ【杉板型枠】打ち放し色合わせ
ぱっと見すると瀟洒な打ち放し建築。街角にあってもきっと誰もが素通りするだろう。
仔細に眺めるとわかると思う。プロなら見かけた瞬間に気づかなければならない。
この仕様はおそらく工場など別の場所で作成したパネルを現地で設置したもの。パターンが見られる。
よくみると街角には#デコブロ が溢れている。
こちらも#デコブロ 先ほどの#デコブロ との違いが容易にわかるだろう(パターンがなく自然に表現されている)。そのため補修などにももちろん応用できる。
僕たちプロでもわからない#デコブロ がある一方、
先ほどの街角スナップのように、
「あぁ、やってるなこれ」
というふうにすぐに知れる#デコブロ もある。
目が超えてくると街中の風景から結構#デコブロ を見つけだすことができる。
街角スナップの作品は僕らの世界ではいわば汎用品。
簡易な方法で作られる。
よく見ればパターンを見出すことができる。
なので製造も標準化しやすく、
手軽に杉板型枠の打ち放しの仕様を楽しめる。
杉板型枠の打ち放しはリスキー。
一般には知られていないものの、
建築現場(あるいは外構エクステリア)の現場管理者らを悩ませるもの。
それが、とくに杉板型枠など、打ち放しコンクリート。
ご存知、生コンは半製品。
そして、現場で型枠に流し込む。
変数が多すぎる。
成功する保証がない。
型枠を外して「ぞっ」とする。
それなら最初から#デコブロ の方が安心じゃん。
そんな発想で採用されるケースもある。
然れども、完全に現場打設が消滅することはない。
その時に、補修としての#デコブロ を引き出しに入れておく。
そうすれば、打ち放しコンクリートが怖くない。
出来型に関して関係者と揉めることもない。
趣味として、楽しみとしての#デコブロ もいいけど。
プロとして。
こうした最先端の#デコブロ に関する知識を得ておく。
ワンランク先の現場管理。
#デコブロ 「打ち放し色合わせ」はそんな素顔も持っている。
生コンでいいこと。
宮本充也