長岡生コンクリート

2019/01/25

「土木に見た目は関係ない」はもう古い?

「土木に見た目は関係ない」はもう古い?

土木現場こそ困るのがコンクリート表面の補修。建築と違って仕上げがない。丸裸だから誤魔化しようがない。「土木に見た目は関係ない」はもう古い?今回は土木現場での打ち放し色合わせ。



「土木に見た目は関係ない」はもう古い?

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Before 打継ぎ部分の砂道(施工不良のこと)を補修した後が打ち肌に目立つ。


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After まるで何もなかったかのように打ち肌が再現される。



土木構造物、インフラにも「見た目」の時代。

インフラツーリズムという言葉が話題になった。


インフラツーリズム(英:infrastructure tourism)とは、公共施設すなわちインフラストラクチャー土木景観観光資源と位置づけ、実際に現地へ赴き観光旅行する行為を指す和製英語で、多くの関連施設を管理する国土交通省も積極的な利用を奨励しており、政府が推進する訪日外国人旅行増加手段の一つの柱として位置付けている[1]

(Wikipediaより引用)


景観

観光


そもそもが大昔の橋やらダムはそれだけで価値がある。

だから、僕たちが届けて現場で成形される生コンクリート。

土木の場合建築と違って服を着せることがない。

その時の打設されたそのまんまが顔になる。

そんな発想で生コンを製造し届けている生コン工場はあるだろうか?

これからは僕たち生コンも、

・見た目

を考えて生コンを製造しなければならない。

その潮流はさらに進むことだろう。



#デコブロ はそもそもが補修の技術。

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ブロック塀を打ち放しにデコレーションする#デコブロ はそもそも打ち放しコンクリートの色合わせの補修技術として日本では60年前に生成した。


土木と建築。

建築と土木。


どちらがどうって感覚の人もいるけどこれからの時代は互いのいい部分を融合していくことが求められているのだと思う。


色合わせはそもそも建築。

打ち放しコンクリート建築の補修方法として生成した。

その技術、実は土木にこそ求められる技術。


そして、生コン。

土木にも建築にも。

いずれにも必ず使われる製品。

建材、土木資材、数あれど、どちらにも必ず使われる材料ってありそうであんまない。

建築と土木の架け橋としての生コン。

そんな見方をするといろんな気づきが生まれるかもしれない。

これからは、土木でも色合わせ。

土木にこそ色合わせ。

生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士