2019/01/25
本実(ほんざね)仕上げは「できないだろう」という誤解

「やらかしちゃったね」では済まされない。型枠を外して「ぞ」っとする。仕上げのない一本勝負。単なる打ち放しならまだしも、本実(ほんざね)仕上げの場合は笑い事じゃない。どうする?そんな時に思い出して欲しいこと。伝えたいこと。
本実(ほんざね)仕上げは「できないだろう」という誤解が招く地獄
Before これはきっと青ざめたろう。心中お察しする。もう、絶望したことだろう。大きなジャンカが発生してしまった。
After 型枠と型枠の間の隙間にできる突起(さね)も再現。「#デコブロ って絵を描いてるだけでしょ?」そんな風に考えられがちだが、実は3Dで打ち肌を再現することもできる。
突起(さね)まで再現。
「だまし絵みたいなもんでしょ?」
実はそうじゃない。
3D
立体も表現している。
つまり、彫刻みたいなもん。
打ち肌の総合芸術。
それが、#デコブロ だ。
ただでさえ、色合わせ、#デコブロ は知られていないことが問題。
型枠を外してゾッとした時にこの技術を知っているだけでなんてことないのに。
知らない。
知ってるけど、誰に頼んでいいかわからない。
それが、打ち肌に生じる施工不良という問題。
ただでさえ、知られていない。
仮に知っていたとしても、適切に理解していない。
「まさか、本実は無理だろう」
決めつけ。
焦る。
発注者と揉める。
厳格を要求される。
会社にどうやって報告したらいいだろう。
やばい。
型枠外した全ての問題に対処。
本実だけじゃない。
型枠の種類は問わない。
なんでも対応する。
打ち肌の彫刻家。
打ち肌の画家だ。
モッコンがあったところを消す。
なかったところにモッコンを作る。
エフロをわざと出す。
ピンホールをわざとつくって自然にする。
「むりだろ」
勝手な判断が招く地獄。
苦しみ。
知られていないのは情報発信をしている僕たちの責任。
お客様に喜びを届ける。
伝えると伝わるは違う。
脳みそから汗が出るほど考えたい。
正しい伝え方。
生コンでいいこと。
宮本充也