2019/02/16
猛者現る!「ちょっとやってみようかな」いきなり杉板に挑戦する#デコブロ男子 出現

全国開催中の#デコブロ 体験会(生コンでいいことセミナー)には多くの手練れが参加する。左官・塗装、その道のプロ。それでもさすがに今回は驚いた。まさか、初めてなのに杉板打ち放しを描いちゃった?!
「ちょっとやってみようかな」と筆を執る#デコブロ男子
全国開催のセミナーでは打ち放し色合わせ(#デコブロ)の施工体験ができる。写真はインストラクターHMの杉板打ち放し再現に見入る参加者(左官工)の方々
体験で習得できるのは写真のような「パネコート」と呼ばれる一般の打ち肌の再現。
一方、玄人(くろうと)が好むのは杉板の型枠を用いた打ち放しの打ち肌(木目がコンクリート表面に転写される)を好む。この打ち放しの再現は一部の技能者が到達できる領域。
インストラクターMHによりブロック塀の表面に再現された杉板打ち放し(#デコブロ)
中にはいるんですね、「天才」みたいな人。
これまで100回くらいはこの体験会を全国で開催してきたろう。
ベニアの上にパネコート打ち放しを再現。
意外とできる。
その事実に皆さん喜びを隠さない。
説明の時に傍においてある杉板サンプル。
「これは素晴らしいなあ」
「さすがにこれは今からできないよね?笑」
「一部の絵心のある人じゃないとできないはずだ、これは」
三者三様の反応。
いずれも、難しいということを認識されている。
今の自分にはできない。
果たして努力してもできるかどうか。
ましてやその場で筆をとって試してみようなんて人、これまで1000人以上の方々にセミナーをお届けしてきたが、たった1人もいなかった。
それが当たり前だと思っていた。
インストラクターMHの流麗な筆さばきを見ていた参加者の1人。
「あ、なんかできそう」
???
初めての事態に愕然。
そして、彼は筆を執る。
見よう見まねでベニア板の上に杉板打ち放しを描き始めた。
まさかの「できちゃった」杉板打ち放し。
セミナー開催などしてると色んな方に出会える。
いろんな方々にとっての生コンを知ることができる。
どんな悩みを持たれていて、
それを解決するために僕たちは何ができるかを知る。
その道程で見つけた天才。
その出来にはイマイチご満足されていない御様子だった。
もっと上手にできるはずだ。
表情はそう物語っていた。
今日も続く、「生コンでいいことセミナー」。
岡山県は白石建設で開催する。
僕たちが最も大切にしているのは、現場。
現場、現実、現物。
そこにいる人たちの想い。
感動。
感じたものを形にする。
ものづくりのラストマイルを握る人たちと。
これからも、生コンでいいことを作り続けていきたい。
宮本充也