2019/02/18
「砂筋、目違い、ピンホール、ジャンカ、コールドジョイントって何?」打ち放しコンクリートの各種トラブル

建設従事者でも意外と理解していない各種コンクリート表面に発生する変状。打ち放し色合わせ(#デコブロ)の活躍の出番となる各種施工不良とその発生原因について解説。
砂筋、目違い、ピンホール、ジャンカ、コールドジョイントって何?
型枠と型枠の合わせ目(継ぎ目)からはモルタルや水が漏れてしまうことが多い。その時に発生するのが写真上のような「砂筋」と呼ばれる現象。単位水量の多い生コンの場合、締め固めが行き届いてない場合、などに発生する現象。
目違い。生コンを包み込む型枠が生コンの側圧に耐えられず孕む場合、パネルごとに段差ができてしまう現象。この場合、孕んでしまった部分を削り(はつり)、補修をすることになる。(写真はhttps://profile.ne.jp/w/c-107864/ から引用)
吉田工法(https://www.concrete.co.jp/knowledge/about.html)から引用。気泡、ピンホールと呼ばれるコンクリート表面の変状だ。
こちらがジャンカ。型枠の底部や隅のように棒状振動機の効果が十分でなかったところなどに部分的に発生する。写真は、https://www.concrete.co.jp/knowledge/about.html妹尾美建(岡山市)から引用。
コールドジョイントとは、生コンのうち重ね部分に発生する変状。
いずれの変状も適切な補修で問題解決。
鉄筋コンクリートである場合上記変状は耐久性上の問題が指摘される。
表面が密実(みつじつ)ではない。
水密性が低い。
粗である。
その状態の場合、コンクリート表面から水(と水に溶け込んだ有害物質)やCO2が侵入することになる。
そのことで中性化といってアルカリに保たれているべきコンクリートが中和してしまったり、
そのことでコンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張しコンクリートを破壊してしまったり。
そうした耐久性上の問題を解消するために。
ポリマーモルタルなどの補修材料で表面を密実な状態に回復する措置が取られる。
欠損部分をモルタルで補修した痕は他の部分の打ち放し面と明らかに見た目が異なる。
これで、機能上(耐久性上)は問題ないのだが。
あなたが施主だったとして。
笑顔の現場監督さんに「機能上は問題ありません」と言われたとして。
悩みませんか?
「機能?うん、機能、機能・・・」
(てか、見た目どうにかしてくれよ)
みたいな。
砂筋、目違い、ピンホール、ジャンカ、コールドジョイント
それらが困るのは機能面からではない。
補修した後に残る補修痕が見た目という機能上問題となるからだ。
そこで、#デコブロ の登場となる。
本サイトでは何度となく紹介してきた打ち肌を再現する技術。
その技術で補修した痕もなかったことにして、
見た目という機能も満足させよう。
型枠を外して、
砂筋、目違い、ピンホール、ジャンカ、コールドジョイント
が発生しても「ぞっ」ととしなくて済む。
それが、#デコブロ という技。
生コンポータルが届けるのは、
生コンでいいこと。
生コンを使っている人に喜びを届けることが使命。
砂筋、目違い、ピンホール、ジャンカ、コールドジョイント
にもうこれ以上悩まされない。
生コンでいいこと。
宮本充也