2019/04/06
(仮称)コンクリート施工不良保険の検討【土間コン】【擁壁】の打ち肌で困ってない?

日本の生コン業界に始めて「瑕疵保険」を作り出したイノベータートータルリスクサポート村越氏とともに新たな保険の創造を考えている。「10件に1件炎上」ひび割れや色むらが発生する土間コンや、「型枠を外してぞっとする」コンクリート擁壁に安心を届ける。
「10件に1件炎上」「型枠を外してゾッとする」に安心を届ける
型枠を外したらこんなんなってた!打ち放しだから隠せない、どうしよ?
土間コン打設したんだけど、こんな変状が発生してしまった!これじゃ、お施主さんが引き渡しに応じてくれない!!
六合コンクリート事件と生コン瑕疵保証問題。
コンクリートに携わっている人にとって忘れられない出来事。
六合(むつあい)事件。
溶融スラグといってJISでは使用が禁じられている材料を使った生コンにJISマークをつけて半年以上に渡って出荷した問題。
コンクリート壁面から異常なほどのポップアウトが発生。
横浜地区を中心に数十億とも言われる損賠請求に発展した。
生コンは半製品。
上記の事件は極端だとしても、半製品を現場で施工する。
多くの変数にさらされる。
あらゆる資材の中でも最も出来型・品質管理が難しい材料、生コン。
その生コンは建設現場であらゆるトラブルの温床になることも少なくない。
その市場の要請に応える形でトータルリスクサポートの村越さんは業界で初めて生コン瑕疵保険を作り出した。
今や生コン業界のスタンダードとして多くの工場や組合が導入し、「万が一」への備えに万全を期している。
施工が原因で起きた変状には保証がない。
例えば上記写真などはその典型例。
半製品生コンが保証するのは、伝票に記載している性能。
たとえば、呼び強度。
出来型は施工者マター。
打継ぎ、ひび割れ、充填不足によるジャンカ、ピンホールが発生しないという保証は生コン工場は行なっていない。
それでも生コンに派生して起きるあらゆるトラブル。
施工者はそうした不安に日頃からさらされている。
そこに、安心を届ける。
「土間コンは10件に1件は炎上する」
「型枠外してみるまではわかんねえ」
これが、現実。
その現実に、安心を届ける。
そんなプロジェクトが始まろうとしている。
生コンのせいでえらい目にあった。
いつかそんな言葉が聞けなくなるように。
生コンは苦役じゃない。
生コンは建設現場に喜びを届ける。
人々の営みを支える基礎資材。
そんな風にするのも僕たち生コン工場の務め。
コンクリート施工不良保険というプロジェクト。
それは、建設現場に生コンと安心を届ける。
生コンはいいこと。
生コンをもっと身近に。
宮本充也