2019/04/30
「めちゃくちゃ綺麗にしてくれ!」人それぞれに異なる【打ち放しコンクリート】のキレイ

打ち放しの門塀を施工。はたから見てればとても綺麗な打ち放しだけど看板がつき目立つということで「めちゃくちゃ綺麗にしてくれ」というご要望。
一式200,000円、静岡。
納得がいかない!めちゃくちゃ綺麗にしてくれ!!
Before 脱型した後の写真。とても綺麗な打ち放しのように見えるがお施主さんは納得されず、色合わせペイントを採用(写真は下地左官施工)。
After 全体的に均質な打ち放しコンクリートを再現。もしかしたら、「私はBeforeの方が好きかも」なんて意見も?
正解は自分で決める打ち放しコンクリート。
全国開催の無料体験セミナー(打ち放しペイント)でもよく発する言葉。
「打ち放しに正解はありません」
まさに、この現場がそれを物語ってくれる。
なにせ、Beforeの打ち肌も十分迫力のある打ち放しコンクリート。
美しい。
それでも、人それぞれに「打ち放しの正解」がある。
どれ1つとっても正解。
その人にとって正解。
これが、打ち放しペイントの難しいところだ。
担い手にとって美しいが必ずしも受益者にとって美しいとはなり得ない。
美とはそれぞれに定義がある。
機械的パラダイムで設計される建設にあって打ち放しコンクリートだけはその場の偶然性、美に支配される。
「こんなの打ち放しじゃない!」
お施主さんがゴネればそれが真となる。
だからこそ、懐刀として打ち放しペイントが役にたつ。
自在に打ち肌を再現できる。
要望に応じて打ち肌をコントロールできる。
打ち放しコスメ。
だから、どんな偶然がどんな打ち放しを表出させても大丈夫。
お施主さん好みの打ち肌を再現できるのだ。
ここで、一句。
正解は 自分で決めろ 打ち放し
門塀を綺麗な仕上がりで200,000円。
お施主さんも喜んでくださいました。
生コンでいいこと。
宮本充也