2019/06/09
打ち放しペイントはコンクリートの長寿命化と再生で美しいサステナブル社会に貢献する

コンクリートストック100億立方メートル。高度成長時に大量に構築された構造物はこれから加速度を増して劣化する。脱スクラップ&ビルドを美しく。コンクリートは景観を作っている。
脱スクラップ&ビルドを優雅に美しく
コンクリート構造物が求められている機能は、
・強度
・耐久性
と専門家はそのように考えてしまう。
けれど、実際にコンクリートは100億立方メートルとも言われる容積が我が国に存在している。
生活と切って離すことができない存在。
水の次に流通する材料といわれるくらいだ。
それだけに常に「目につく」「目に触れる」。
意識していようといなかろうとも。
目の端に、あるいは中心に。
コンクリートは日頃から身近にあるということが現実だ。
サステナブル社会が唱えられて久しい。
作って、壊す。
その繰り返しは破綻する。
CO2をばら撒きさんがを削って生コンで構造物を作ってきた。
未来世代から盗んで今に狂ってきた。
そのスパイラルをどこかで止める。
コンクリートにもそんな文脈が提唱されている。
そのためには「できるだけ長持ちさせる」。
当初考えられていた供用期間を延長する。
作る時にも、サステナビリティを検討する。
そもそもコンクリートは恒久的な機能を有しているのだ。
今あるコンクリートストックも。
これから作るコンクリートも。
適切にメンテナンスされできるだけ環境負荷のないあり方を模索されるべきだ。
長持ちさせるためなら見た目は関係ない?
例えばメンテナンスのために打ち放しコンクリートを補修する。
表面には補修痕が残る。
これで、また長持ちするね。
よかったね。
こんな補修をあらゆる街中のコンクリートに適応しよう。
長持ちさせよう。
これでサステナブルだね。
ってわけにはいかない。
・強度
・耐久性
の他に、現代には「美」という性能も同時に要求されている。
ただ単にサステナブルではない。
美しくサステナブル。
そんな世界。
打ち放しペイントで杉板型枠の打ち放し風に再生されたコンクリート構造物。
生コン、コンクリートに求められる機能って?
建設現場に「美」なんて言葉は存在しない。
「愛」という言葉が存在しないのと同じように。
生コンに求められる性能、機能。
・強度
・耐久性
そして、
・美
そんな時代の到来を僕たちは現場で肌で感じている。
そして、無機質な建設現場に「愛」を届ける。
喜びを届ける。
打ち放しペイントはコンクリートの長寿命化と再生で美しいサステナブル社会に貢献する。
生コンでいいこと。
宮本充也