2019/09/22
「土間コンのひび割れや色むらってなおるの?」

生コン普遍の悩み「色むら」「ひび割れ」は諦めなければならない。そんな時代はもう終焉を告げている。生コンポータルの打ち放しペイントはDIYだって可能な生コンでいいこと。泣き寝入りはもうやめようぜ。
https://www.menjo.co.jp/staffblog/2019/09/2247/
DIYだってできる土間コンの「ひび割れ」「色むら」対策
Beforeは完成後の土間コン。この土間コンがクレームの対象となっている。
問題となっているのはこの箇所。色むらとは半製品であり天然資源を由来とする生コンを現場で成形する際に不可避な現象でコテの当てむらや水分の蒸散のむらに起因する。
そもそも、誤解しないでほしい。この現象に犯人はいない。よってクレーム事案とはならない。
適切な前提が重要だ。
お金を払う側。
つまり、お施主さんが常に正しいとは限らない。
色むらやひび割れは起きるべくして起きるのだ。
身近にコンクリートの専門家がいたら尋ねてみてほしい。
「ひび割れ起きないコンクリートってありえる?」
「色むらは?」
天然資源(砂利、砂、セメント)を用いて半製品(まだ完成していない状態)で現場の多くの変数にさらされて成形される生コンクリート。
・水分の蒸発散
・作業員のスキル変動
・気象条件(直射日光、風、温度)
生コンクリートが工業製品として保証している性能は、
「強度」
けっして見た目や意匠を売りにしていない。
配合計画書や伝票に1mmも謳っていない性能なのに、いつから「見た目」を要求されるようになった。
ましてや、その見た目をネタにクレームを受けるようになったのだ。
住宅外構に携わる人ならばこの点にまずは理解を深めなければならない。
唯々諾々と施主の言う通りにクレームをいただき下請けを泣かせているようなハウスメーカーの営業マンには価値がない。
施工Before。とはいえ、「生コンでいいこと」打ち放しペイントならその色むらを解消することができる。
土間コン専用打ち放しペイントならDIYもできる。
プロの仕事をしよう。
色むら、ひび割れはクレーム対象とはならない。
プロなら感情を爆発させているお施主さんに寄り添ってきちんと宥めろ。
自分の知識不足に逆ギレして施主と一緒に下請けや生コン工場にブチ切れてたらまじで恥ずかしいぞ。
そして、その土間コン専用打ち放しペイントはパッケージ化されている。
手前が施工前、奥が施工後。こうして汚れやひび割れがDIYでも簡単に無害化できる。
しつこいようだが何度も言おう。
土間コンの色むらもひび割れもクレーム対象ではない。
生コンはそもそもその性能を保証していない。
あくまで、強度のみを保証して届けられている工業製品だ。
もしも、それでも、色むらやひび割れが気になるということであれば、きちんとお金を払って打ち放しペイント(補修)を依頼しよう。
上記パッケージのような製品も流通している。
また、もっと自然な風合いをということであれば、打ち放しペイントの専門職人による特殊補修も依頼できる。
「土間コンクリートの色むらやひび割れはなおるの?」
答えは、なおる。
けど、もちろんのことだが、有料です。
それだけの技術です。
宮本充也