2019/11/17
【岐阜】「とっつきやすい色合わせ補修を模索する」打ち放しペイント、杉板、調色
現場のコンクリートの色に合わせる。凹凸を再現する。打ち放し色合わせ補修(打ち放しペイント)の真骨頂をなるべく多くの人たちにとって身近に。そんなテーマで開催されたオフラインミーティングに全国から岐阜の小倉左官店に実務者が集まった。
打ち放し色合わせ補修をもっと身近に
基材(コンクリート色)に3元色を配合して現場のコンクリートの色調を再現する色合わせをもっと身近にがテーマ。
リューターを用いて杉板型枠の凹凸の再現ができないかと試行錯誤の様子。
打ち放し色合わせ(打ち放しペイント)の技術研鑽に終わりはない。
関係者で打ち肌のサンプルにあれこれ加工を施しながら協議する。
過去の実績や経験を持ちよる。
色合わせの定量化、標準化。
そもそもが定量的ではないコンクリートの打ち肌が対象。
議論は尽きない。
それぞれの感性もある。
それを、「とっつきやすい1つの形」に収斂しようとしているのだ。
補修痕のボカシ(色合わせ、打ち放しペイント)にいろんなアプローチで実験。
初心者でも参加できる調色体験「とっつきやすい1つの形」。
次のセミナー(生コンでいいことセミナー)からスタートする。
打ち肌のマーブル模様の再現だけじゃない。
コンクリート色の再現。
調色。
パネルに2色のコンクリート色が塗布されている。
一方は基調色。
他方は調色されたコンクリート色。
基調色に顔料を混ぜることでなるべくコンクリート色に近い色を探求する。
基礎は最初にインストラクターから伝えられる。
あとは、
「やってみる」
「とりあえずやってみる」
色合わせ、打ち放しペイントを特別なものにしない。
特別扱いされていたらいつまでたっても光は届かない。
補修痕を見事周りのコンクリート色に合わせる。
自然な打ち放しコンクリートを再現する。
そのことで多くの笑顔や喜びが生まれることを知っている。
だから、なるべく「とっつきやすい」存在でありたい。
もちろん、その道の一流というのはいつの時代も存在する。
色合わせ、打ち放しペイントという分野が絵画や音楽のように「よりとっつきやすい」分野になれば。
それら一流が得る栄光や名声はいやますはずだ。
なかなか業者が見つからない。
見つかったとしても高額を請求される。
そんな分野ではいつまでもうだつがあがらない。
だから、跳躍しよう。
勇気を持って。
もっともっと通気性の高い分野にして多くの喜びを市場と顧客に届け自分たちにも光が当たるように。
それが、僕たちが色合わせ補修や打ち放しペイントに寄せる真摯な思いだ。
宮本充也
