2020/01/04
「特殊コンクリート補修の『特殊』を取り除きたい」打ち放しペイント
生コンラストマイルに居て常に思うのだ。生コンの施工に付きまとう「ひび割れ」「色むら」といったトラブル群。一方、それらを解決する「補修」はまだまだ「特殊」と考えられている。「特殊コンクリート補修の『特殊』を取り除きたい」。
10回に1回はしくじるのにどうして未然防止策はまだ「常識」になっていないの?
「土間コン10件に1件は炎上」
とある外構工事専門家の言葉。
あたるも八卦あたらぬも八卦。
これがエクステリア(外構)駐車場土間コンクリートの現実だと聞いてきっと一般の方々は驚くかもしれない。
一方プロである施工者にとっては苦笑いするしかない現実。
それもそのはず、
新規分譲住宅5棟あって、1棟・2棟・3棟・4棟と問題無く土間コンが仕上がる。
よりによって、5棟目だけになぜか「クラック」「色むら」が発生してしまった。
こんなエピソードをセミナーで話すと施工者各位は苦笑い。
現実こうしたことは日常茶飯事。
事前に生コン施工とは半製品かつ天然材料を取り扱っているため、「ひび割れ」「色むら」は不可避と説明していても。
一生に一度の買い物のテンションの一般人施主は、
「じゃあ、どうしてうちだけなの!!。他のオタクはきれいじゃない!!」
とこうなる。
施工Before。
こちらはパートナー企業タケヒロ工業(https://www.takehi60.com/)により補修されたひび割れ。
ひび割れは仮に「補修」したとしてもその痕が残る。
その跡は「問題があった痕跡」であるため永遠に施主の目に触れていることはやはり面白いものではない。
そこに、さらなる補修が施される。
施工After。
あら不思議。
ひび割れ補修跡はどこにいっちゃったの?
あれあれ?
残念なことにこの補修方法はまだまだ「特殊」。
認知の問題というのは結構根が深い。
一旦形成された常識。
その常識は確かに特定の時期には非常に役に立つ常識だったかもしれないが、時代が変化した場合かえって足かせになる場合がある。
打ち放しコンクリートの色合わせ補修(打ち放しペイント)もその1だろう。
コンクリート界隈ではこの技術は「特殊」と認知されている。
「特殊な施工者でなければ手が届かない」
そんな常識が世間を覆っている。
一方、タケヒロ工業や生コンポータルなど長年この分野に携わっている人たちは意外に淡泊だ。
「もっと身近になればいいのに」
そう考えている。
みんな困っている。
解決策を見出すことなく炎上してしまう多くの不幸が後を絶たない。
今「特殊」と思われている色合わせ補修の担い手の僕たちは永延に「特殊」であることを望まない。
もっともっと身近になること。
それは、この分野の裾野が広がることを意味する。
「へぇ、そんな補修があったんだ?」
から、
「ああ、色合わせ補修ね」
になることで、僕たち担い手の本当の価値がさらに高まることを意味するのだから。
裾野が広くなればその頂はさらに高くなる。
世のことわりだ。
なるべく「特殊」を外したい。
誰でも知ってる、もっと言えば、誰でも「できる」補修。
打ち放しペイント。
そんな打ち放しペイントは全国開催セミナーで無料で体験できます。
宮本充也
