長岡生コンクリート

2020/02/26

【静岡】「普及が進まない『コンクリート見た目補修』本当の理由」段差・別荘

【静岡】「普及が進まない『コンクリート見た目補修』本当の理由」段差・別荘

静岡。「段差ができてしまったので消したい」。大きな別荘で一部のみ目立ってしまっていた。「こんなにきれいになるとは思わなかった」とご満足。全部で約15万円のコンクリート見た目補修。



けっして胸を張れることではないからこそ普及が進まない「見た目補修」

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Before写真にくっきりと見られる段差。

発生要因が不明だが、お問い合わせいただく施工者の方からしたらはっきり言って名誉ではない。

そう、このコンクリートの見た目補修。

堂々と「しくじっちゃったよ!頼むね!」みたいなテンションで御用命されない。

どちらかというとコソコソと。

おずおずと。

「ちょっとさ、ここだけの話なんだけどさ」的な感じでご連絡をいただくのが常。

大体不安に駆られて苦しんでいる施工者の方だ。


この、なんとなくコソコソされる見た目補修。

コソコソが前提だからこそなかなかその価値は建設業界に浸透しない。

誰にとっても打ち放しコンクリートの見た目がいけてない状態に施工してしまうことを望んでいない。

だから、仮にそうした事態に陥ったとしても自慢げに、

「こないだ打ち放しコンクリートでしくじっちゃってさ!」

と胸を張って声高らかに話題とするようなものではない。

だからこそ、闇から闇へ、コンクリート見た目補修は葬り去られている。

どんなに素晴らしい見た目補修をやったところで評価されづらい。

だから、「本当に困っている人がいるにもかかわらず」この価値は市場と顧客に届きづらい。

これこそDIYが必要とされている分野だと思う。

本来自分の困りごと「打ち放しコンクリートでしくじっちゃった」というのは誰か他人に伝えたくない性質のものだ。

今回は規模も大きくきちんとしたプロの施工を御用命いただいたが、日頃からちょいちょい発生してしまうコンクリートの見た目の問題は自分で治せたほうがいいに決まっている。

生コンポータルではそのスキルの全部を惜しげもなく公開している。

「え?大盤振る舞いしちゃってもいいの?」

と訝しむ向きもあるかも知れない。

ただ、冒頭にも説明したようにこの存在が闇から闇へ葬り去られていることでせっかく役に立つ価値なのに市場と顧客に伝わらないことに僕たちは課題を立てているのだ。


DIY(自分で補修を簡単にしてしまう)を通じてこのコンクリートの見た目補修(色合わせ、打ち放しペイント)が適切に市場と顧客に伝わる。

そのことで僕たち自身の活躍のフィールドが広がっていくことを信じている。

コンクリートの見た目補修はコンクリートの再生長寿命化で美しいサステナブル社会に貢献する。

そう信じているのだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士