2020/05/17
【長崎】「打ち放しコンクリートが好きな《施主》と嫌いな《施工者》の溝を埋める」色合わせ・杉板型枠
日頃は縁の下の力持ちとして人目につかないところで支える役割のコンクリートも唯一「打放しコンクリート」に関していえばその意匠性でセンスのある一般の人々の目を喜ばせている。ただその打放しコンクリートが施工者泣かせって知ってた?生コンポータルの「打ち放しコンクリート色合わせ」ならそんなコンクリートももっと身近に。杉板型枠打ち放しコンクリートの特殊補修について。
打ち放しコンクリート色合わせで「生コンはもっと身近に」杉板型枠
生コンポータルがお届けしている「生コンでいいこと」打ち放し色合わせのBefore&After。
Before写真でわかるように、杉板という特殊型枠を用いられて施行されたコンクリートの表面に適切に杉板の模様が転写されず見た目に不具合が発生してしまっている。
こちらはとある一般住宅の建築外構工事の一部に採用されていた打ち放しコンクリート仕上げ。
お施主さんはきっとモダンでクールなコンクリートの打ち肌に憧れて注文したのだろう。
型枠を外してみてびっくり。
「あれ?こんなはずじゃなかったのに!」
それは誰よりも施工者にとっての切実な悩み。
普通のコンクリート施工なら型枠を外してからモルタルで下地を作ってその上に塗り壁とか塗装で仕上げる。
仮に今回のように施工に不具合ができたとしてもモルタルで均して表面にお化粧するから問題ない。
そんな従来施工に比べて難関となって施工者の前に立ちはだかる。
それが、打ち放しコンクリート。
困難を強いる工事であるため日頃から僕たち生コンも「面倒」「厄介」というイメージがついてまわる。
なるべく生コンは使いたくない。
そんなふうに思われてしまう原因の最たるものと言っていい。
(出典:https://www.shimz.info/HQoffice/html/012.html)
荷重に耐える構造部材であって同時に見た目も要求される意匠材杉板型枠のコンクリート打ち放しは多くの人々を魅了する一方、その施工には高度なスキルを要求される。
施工者にとっての現場の救急箱「打ち放し色合わせ」
(出典:https://www.nr-mix.co.jp/rc/)
生コンポータルではそんな現場の頼れるスキルを惜しげもなく無料公開している。
さらには、そのセミナーは毎日15時からオンラインで開催されている。
※申し込みはこちらから。
「打ち放しコンクリート」好きな【施主】と嫌いな【施工者】の溝を埋める生コンポータル
生コンポータルの使命は「生コンをもっと身近に」。
最先端のコンクリートテック(透水性コンクリートや色合わせ、環境コンクリート)の普及を進めることで、もっともっと施工者や施主一般に身近な存在になってもらいたい。
そうすることで、施主と施工者の間にある溝も埋めていけるはず。
そんな思いから、打ち放しコンクリートの色合わせ技術の普及に携わっている。
普段縁の下の力持ちとして人目につかないところで活躍しているコンクリートが広く一般に認知されるきっかけとも言っていい打ち放しコンクリート。
その存在が施主だけでなく、施工者にとっても「いいこと」になることは必ずコンクリートが認知されるきっかけになるはず。
引き続き生コンポータルではBtoB産業で埋もれがちだった多くの有意なコンクリートテックに光を当てることで新たな生コン産業の貢献のフィールドを開拓していきたいと思っている。
もし、コンクリートで困ったがあったら。
気兼ねなく相談を寄せて欲しい。
宮本充也

