2020/06/23
【神奈川】「いよいよ始まりましたね《暑中コン》の季節」色むら・請負

神奈川県。開口部周りの色ムラです。通常ならほとんど直すようなものではないところだが「目立つ」ということで色合わせ補修となった。同様の問題箇所が他に5箇所くらいあった。全部で一式15万円で請け負う。
施工:生コンポータル。
《暑中コン》で増える施工不良に懐刀(ふところがたな)《色合わせ補修》
開口部左下デズミ部分に発生してしまった色むら。
もし僕が現場代理人だったら問題としない。
このくらいの色むらがあった方が打ち放しコンクリートぽいというものだ。
逆にこれを消してしまった方がなんか偽物っぽい。
ただ、「美」とは移ろうもの。
人によって100人いたら100人の好き嫌いがある。
多部未華子が好きな人もいれば真木よう子が好きな人まで好みは100通りに分かれる。
あばたもえくぼ
とはよく言ったものだ。
誰がなんと言おうと僕はあなたの顔が大好きだ。
である。
閑話休題。
これから迎える夏本番。
生コン打設にとっては「暑中コン」と言って普段よりも慎重な管理が求められる時期だ。
コールドジョイント。
生コンを打ち重ねる際に時間が空いてしまった場合にこうした筋目がついてしまう。
ジャンカ(出典:https://yotubanoclover.muragon.com/entry/461.html)。
型枠の隅っこなどに生コンが十分充填しなかった場合に発生する。
夏場の生コンというのはとにかく扱いが大変だ。
時間と共に急速に、つるべ落としのように性状が変化する。
「え?もうこんな硬いの?」
さっきまでさらさら入って行った生コンがすぐに強張る。
管理するのも機械ではなく感情を持った人間だ。
猛暑の中では注意力散漫になっても仕方ない。
ふと気づくと「あれ、ちょっとやばいかな」ということがある。
型枠を外してゾッとする。
涼しい、というよりも、冷や汗方面のひんやりである。
それを設計事務所やお施主さんから咎められる。
「何これ?こんなの許さない。取り壊して頂戴」
この手の悩みで若くして建設現場を去った若い現場監督を僕は何名も知っている。
施工不良が起きても大丈夫!
懐刀《色合わせ補修》を身につけておいて、もしもの時に備えよう。
また、「そんなこと自分でやってられん!」ということであれば生コンポータルで請け負うあるいは請け負うことのできる業者さんをご紹介することだってできる。
この現場はそんな現場で一式150,000円で納品させていただいた。
これから迎える暑中コンクリート。
もちろん、事前策として生コン屋さんとのじっくりとした協議も大切。
それでも出ちゃうんですよ、施工不良。
そんな時でも「生コンでいいこと」。
生コンポータルはあらゆる生コン需要家に毎日喜びをお届けしています。
宮本充也