2021/01/23
【静岡】「門扉・門柱くらいなら一点豪華で打ち放しコンクリート」
静岡県。外構エクステリア門柱の杉板・浮造り打ち放しコンクリートの色合わせ補修。建物のコンクリートは大抵モルタルや塗り壁、外壁材などで隠れてしまうから問題にならないが、エクステリアのコンクリートはとかくその打ち肌をそのまま見せる「打ち放し」が根強い人気。施工欠損が不可避なエクステリアの生コンも色合わせで「いいこと」に。
エクステリア住まいの顔とコンクリート
型枠の中に生コンがしっかりと充満(充填)されないと起きるジャンカ(Before)という現象。
玄関の顔とも言える門柱は一点豪華に打ち放しコンクリートが採用されることも多い。
(出典:https://ex-daito.jp/works/w_mekakusi/wood-7.html)。
と、今気づいたが、このHP、僕が駆け出しの頃から大変お世話になっている大東コンクリートのHPではないかっ。
大東(おおひがし)社長は若く無鉄砲だった宮本青年(僕のこと)をとても気にかけてくださり、今は息子さんが会社に入社してますます事業は広がっているようだ。
そういえば、生コンは事業を集約して、現在は二次製品とエクステリア事業にシフトしているということは伺っていた。
なんとこうして情報発信に勤しまれていることを知ることができてとても嬉しい。
にしても、ドライテックの施工実績紹介がされていないので、これを機会にドライテックも売りこもう笑。
閑話休題。
エクステリアは建物と違ってそれほど予算が当てられない。
建物の10分の1みたいな相場感もあるという。
そんな外構・エクステリアの現実にあって、家の顔とも言える門扉・門柱だけはアクセントになる立派なものにしたい、というニーズは根強い。
高級、重厚感、ということではやはりコンクリート、それも型枠を外したそのままの素材感が迫り出してくる打ち放しコンクリートを選ぶ人は後を絶たない。
さらに、Before After写真にもあるように、その打ち放しコンクリートの中でも王様クラスの杉板・浮造(すぎいた・うづくり)を所望するハイセンスなお施主さんもいらっしゃる。
杉板型枠を用いて施工された打ち放しコンクリート。
杉板打ち放しコンクリート(出典:https://hadatomohiro.com/sugi-concrete-katawaku/)。
コンクリートなのに、木のぬくもりを表現する高級技法。
歴史的建造物など著名な建築にはおよそ採用されているこの打ち放しコンクリート。
建物全部とか、擁壁全部を杉板打ち放しにしたら下手すると家より高くなる笑。
ならば、一点豪華。
それも、家の顔。
門柱を杉板打ち放しコンクリートにする。
でも、普通の打ち放しと違って杉板の場合色合わせはマジで高度なテクになる。
生コンポータルで毎日開催されているオンラインセミナー。
30分で習得できる色合わせというスキルは、基本パネコート型枠で成形された打ち放しコンクリートの表面を再現するもの。
特殊なパットで、モルタルのマーブル模様をパタパタと再現するだけなので、それこそ子供でも図画工作のノリで簡単にできる。
一方で、杉板模様はマーブルみたいな分散・ランダムな模様ではなく、一定の方向に向かってそれでもランダムに木目が転写されている。
そのため、通常のパットだけではその表面を再現することはできない。
実際には筆とか軍手などを使って、「手描き」で表現することになる。
つまり、パネコートが小学生の図画工作としたならば、杉板は美大の学生の作品というほどに要求熟練度が異なる。
生コンポータルではそんな杉板型枠の打ち放しコンクリート色合わせができる数十人の職人さんたちをネットワークしている。
エクステリア業者からしたら、生コン打設は数ある工種の中のほんの1つにすぎない。
毎日生コンをどかどかと施工しているわけじゃない。
たまの施工。
そんなたまの施工に施主の要求の高い「打ち放し」それも「杉板」なんて、ババ抜きのババ状態だ。
やべえ、貧乏くじ、といった心理であるはずだ。
でも、安心して欲しい。
ドライテックでエクステリア業界を席巻している生コンポータルは。
実は「生コンでいいこと」という抽象的な価値を発信しているポータルサイト。
窮地に立たされたエクステリア施工者を救済する。
打ち放し色合わせ補修のように高難度を要求される修羅場で役に立つプロダクトやテクノロジーに日々取り組み日々発信している。
あまりにマニアックすぎて全然市場が確立されないこの分野。
建設、生コン産業の流動性を高めることによって、より多くの人たちを救いたい。
打ち放し色合わせにはそれができるということを僕たちは知っている。
宮本充也

