2016/02/23
「日本のコンクリートは美しい」
日本の技術力はそりゃあもうすごいです。
打ちっぱなし建築がこれだけはやっているのも、
天然素材である生コンクリートをきちんと管理してものづくりできているから。
だから、日本の技術力は本当にすごい。
他の国にいって、打ちっぱなしコンクリートみること少ないですよね?
原因はいろいろあると思いますけど、結局は、
技術力の差
だと、思うのです。
打ちっぱなしコンクリートを担当される管理者さんはとても大変。
すべて天然のものから作られる生コンクリートは、
ほっとくと固まってしまうもの、つまり生き物。
運んでる最中の道路事情は刻々とかわるし、
お天気だって一様ではない。
突然雨降ってくるかもしれません。
そんな過酷な変数だらけの生コン工事。
さらに、打ちっぱなしコンクリートの場合は、型枠を外したままの
あられもない姿を基調としているので、
基本嘘つけません。
建築の、最高峰といってもいいほど、難解な技術力を要求されます。
そして、完成。
完成した後も、コンクリートの肌は外的要因に攻撃されます。
CO2、酸性雨、塩分、凍害・・・・
それなのに、コンクリート打ちっぱなしは何年たっても美しい。
それには、実は理由があります。
コンクリートのことを真剣にみつめてコンクリートの健康をケアする技術。
見た目にはみえません、
だけど、その裏側で役に立っている。
そんな仕事。
生コンを作り出している僕たち生コン工場が適任だと思います。
宮本充也