2016/04/17
「ニチエー吉田の偉業」色合わせ
生コンだけだとこの先不安
そんなことを考えていた10年前、
僕は「ニチエー吉田」「色合わせ」に出会った
当時の僕は、「売ったら(打ったら)終わりじゃありません」
をキャッチコピーとして、
「生コン供給者コンクリートのトータルサポート」
の道を模索していた。
当時撥水剤の流行り始めで、
濡れるはずのコンクリートが撥水コーティングのように
ばらばらと水を弾いている様子に感動し、
その材料を売ることができないだろうかと、
見よう見まねで営業を始めていた。
おそらく今から数えると、60年近く前なんじゃないだろうか
ニチエー吉田といえば、僕たち業界の色合わせの代名詞
色合わせってのは、僕たちが供給している、
「コンクリートの見た目の問題をケアする方法」
「え?こんなことできるんすか?」
てのが、当時の僕たちの素直な感動
僕たちはニチエーとは当時競合関係だったので、
別の職人さんと組んで、ニチエーの後を追うように営業を開始した
営業をしてみて実にこの分野は困っている人の多いか、
そして、その困っている人たちにとっていかに有益かが
次第にわかるようになっていく。
専門的に言うと、
・ジャンカ
・ピンホール
・豆板
・コールドジョイント
・クラック
といった、コンクリート表面に現れる様々な変状を、
補修するとどうしても、その部分だけ目立ってしまう。
憧れの打ちっ放し建築をオーダーしたのに、
その表面に現れる残念な傷跡。
奇跡のようだが、それらを消してしまうのだ。
それも、あっという間に。
また、ここ最近ではさらに技術は発展し、
通常の
・打ちっ放しパネコート
だけじゃなく、
・杉板
・浮造り
・普通ベニア
の打ちっ放しについても、見事に消すことができる。
憧れのニチエー吉田工法は、現在静岡県のゼネコン木内建設さんの事業部門として、
引き続きその伝統を受け継いでいます(もちろん弊社とは競業関係です)
僕はこの色合わせという価値をに、10年以上魅了されていることになる。
そして、その価値はこれまで一部の玄人・専門家だけのものだった
が、今、GNN元気な生コンネットワーク、
全国90社の生コン工場アライアンスでは、
数社がこの色合わせ補修に取り組んでいる。
これまで一部の大規模案件において採用されていた高度な技術は、
今や、地方のいわゆる一般のコンクリート打ちっ放しにも、
その価値は普及している。
これまで及ぶことのなかった地方の小規模なコンクリートにもだ。
これまでの、誰かの特別な技術はだったそれは、
現在GNNによって、
当たり前の技術として、
全国の補修痕に困っている多くの人たちに、
救いの手を差し伸べることができている。
多くの建設技術者の方に、
感謝のお言葉をいただくまでになった。
荷下ろし済んだらそのあと消えてしまう生コン工場が、
型枠を外した後にも、その専門知識を裏付けに、
お役に立つことができるようになった。
いつもの身近な生コン工場に、
ぜひ、もう一段踏み込んでもらい、その困ったを解決させてもらいたい。
そのように願っています。
宮本充也