2016/08/17
「コンクリート診断士 静岡 全国」九蓮宝燈と同じ価値

夏休みが明けて今日から仕事ですなんて人も多かろう。
僕は夏休み中もんもんと、
「いかにアクセスを伸ばすか」
を考え続けていた。
たぶん、そんな生コン関係者は日本中どこさがしたって、
僕だけだ。
さて、御多分にもれず当社も本日より通常業務が始まる。
初っ端のミーティングは、IT戦略を討議するコマであり、
Power8(https://coban.me/)の山本さんとたっぷり2時間ほど、
「いかにITをてこに当社売上を伸ばすか」
について討議してきた。
ITは単なる手段であり、
要は当社事業群が持つ本来の価値を適切に世間に発信すること
が目的である。
つまり、僕たち長岡生コンクリートないしは、生コン業に価値があることが大前提。
そんな文脈から、本日はとんでもない以下の自らの価値に気づいたことになる。
僕たちは、
1.長岡生コン(静岡県伊豆の国市)にはコンクリート診断士が2名いる(増員予定)
2.コンクリート診断士は全国に11,105人いる(全人口に対して0.085%!)
https://www.jci-net.or.jp/j/exam/shindan/list/entry_2015.pdf
3.生コン工場の人数の比率はたったの4.5%=501人(全人口に対して0.0004%程度)
※ちなみに、0.0004%とは麻雀の役である九蓮宝燈で上がる確率と同じ
4.そんな希少性の高い人物(生コン×コンクリート診断)が2名「も!」いる
これは、自慢話をしたいから書いているわけではなくて、
1と4は同じことを書いているにもかかわらず、
「まったく異質なことを伝えている」
という事実を明らかにしたいだけだ。
上記はほんの一例で、普通に仕事をしていると、本来の価値に気づかずに、
それを無駄にしてしまうことって多くあると僕は信じている。
「はたらく場所さえ間違えなければあの人もいいとこまでいったのに・・・」
って、あれである。
当たり前のことだけれど、僕たち一人ひとりには「その人にしかない価値」がある。
だけど、その価値が発揮されてこそ(伝わってこそ→情報(IT)戦略)価値となる。
1と4の違いはそういった事実を説明しているんだと思う。
コンクリート診断士である僕がいうのもあれだけど、
コンクリート診断士の資格取得って、結構難しい。
僕の場合はテキストを穴が開くほど6~7回読みつぶしたことにより合格した。
個人的には大学受験よりも頑張った
くらいに猛勉強をして取得した資格だ。
なのに、
なのにである。
一般には、「は?コンクリート診断士?なに?」であることが非常に切ない。
せいぜい業界の人に、診断士もってんだ、がんばったじゃん、
くらいに承認欲求をくすぐられる程度しか満足は得られない。
これは、社会や経済や業界が悪いんではなくて、
僕たち技術者や診断士が悪い
というのが僕の見方だ。
生コンもそうだけど「伝えるべき価値を伝えてこなかった」ことの代償
難しい資格取得者にありがちなことだけど、
「そこであがり」
なケースが多すぎる。
例えば最近ではだいぶ違うようだけれど、弁護士なんかは過去にはひどいもんだったと聞いている
司法試験合格
がゴール、みたいな。
俺、客選びますから、みたいな。
これは、ニッチでそこまで難しくないコンクリート診断士にも同様のことが言える。
「ゴールが診断士合格」
になっていて、その先(マーケティングやセールス他)が全くできていない。
それを象徴するのは、Google検索でコンクリート診断士と検索すると、
289,000件
しかヒットしない、多部未華子(1,370,000件)に負けているという事実が物語っているだろう。
そりゃあ、そうだ。
僕たち診断士は僕に言わせればまるで自分自身の価値を発信していない。
診断士会を組織して定期的な会合をしている
だけの存在。まるで努力がたりない。
見ている先も、発注機関つまり役所。
役所が財布のひもを緩めない限り僕たちには仕事がないと信じ切っている。
それもそのはず、僕たちが診断業務を受注するのは、
1.役所物件でコンクリート構造物に問題が発生
2.役所担当者から「じゃあ、とりあえず診断士の見解を聞いてきてよ」と言われる
3.困り果てた現場監督はご当地の診断士(すごく少ない)に相談する
という非常にニッチな分野。
現実は、役所からの紹介によってコンサルや公官庁に席を置く診断士(診断士全体の30%超)に、
「威張り散らされながら高い金額を払って診断業務をお願いすることになる」
(少し言い過ぎかも(笑))
つまり、予定調和であり、まるで伸び率が狭い分野で、僕たち診断士は埋もれているってこと。
一方、僕たち生コン屋でありながら診断士も「診断をする能力」を保有している。
しかも、
・威張りません(生コン購入いただいてますから(笑))
・安いです(生コン購入いただいてますから(笑))
・コンクリートのプロです
せっかくこれだけの希少性と価値を持っているのに、これを発信しない手はない!!
そして、当社長岡生コンだけじゃなく、
・コンクリート診断士
がいて、
・生コン工場
は全国に目を向ければ501人もいて、そのうちの10人以上はなんと!
GNN元気な生コンネットワーク
加盟工場に勤務している。
9月1日から「生コン屋のコンクリート診断業務」サービスを開始します。
まずは、当社長岡生コン→「コンクリート診断 静岡」からスタートしてみます。
やっぱりレッドオーシャンで不当に比較されながら自分たちの価値を身売りしつつ仕事をするより、
ブルーオーシャンで自分たちの価値をきちんと理解してくださる方たちとビジネスを共にしたい。
考えてみれば、僕たちが持っている価値のほとんどは、
を敷いていることに気づいた。
人口が半減、産業市場規模も半減、ますます居づらくなる環境を踏まえ、
今まで通りが通用するなんてそんなシンデレラみたいなのが通用するはずもない。
新しいことを始めるときには常にリスクが付きまとうけれど、
信じた道をひたすら走り続けられる人生のほうがきっと人を輝かせると僕は信じている。
宮本充也