2018/07/24
「世の中の杉板はみんなやってる」 杉板・浮造り・補修・色合わせ・隠す

むずかしい。
とてもとても難しい。
生コン・建設業というフィールドの中にも、
「超難関」
東大、京大みたいな、超難関がある。
もちろん、建築・土木コンクリート打設に上下はない。
すべてきちんと管理され施工されるべきもの。
だけど、施工管理者なら誰しもが、
「げ?まじ??」
と担当することが分かった瞬間に感じる、
超難関なコンクリート打設。
それが、
こいつだ。
杉板・浮造り打ちっ放しコンクリートの打設管理である。
こちらの現場。
6年ほど前からご厄介になっている大切なリピーターのお客様の現場。
名誉なことではないのでもちろんお名前は伏せさせていただくが、
こちらの会社さんは、
主に高級打ちっ放し住宅を専門にやっている
この現場とて気合の入れようが半端なかった。
コンクリート打ちっ放しにかける熱意は普通じゃないから、
現場代理人さんが、
10名も
打設(工事)に立ち会うほどの気合の入った管理っぷり。
そして、そうまでしても発生してしまう、
ジャンカと呼ばれるコンクリート表面の変状。
ご安心ください。
杉板・浮造りを完ぺきにこなすことなんて無理。
最初から、そのくらいの心構えでいいのかもしれない。
こんな難関を完ぺきに仕上げよう何て本気で考えたら、
ノイローゼになっちゃう。
そもそもが生コンだって天然もの。
打設するのも人。
天気や交通渋滞や色々な変数が重なるコンクリート打設。
それだけでも大変だってーのに、
その表面を浮造り・杉板できめようってんだから正気の沙汰じゃない。
断言しよう。
世のなかの杉板・浮造り打ちっ放しコンクリートはすべて補修してある
(※反論があったらご連絡ください 090-1792-9893)(笑)
はい、これが施工後。
前の写真を見ているからお分かりかもしれないが、
ジャンカ部分を補修してその部分を周囲と調和するようにお化粧してある。
「世の中の杉板はみんなやってる」
だから、悩まない。
1.「やべえ、杉板の現場とっちまった」
2.「完璧なものをつくります」(根拠もなく言ってしまった)
3.「打設管理をとことん何回もミーティングを重ねて気合を入れてやった」
4.「当日想定外のことがおきる」
5.「型枠外すまでドキドキ」
6.「・・・・・」
1.「やべえ、杉板の現場とっちまった」
2.「完璧なものをつくります」(根拠もなく言ってしまった)
3.「打設管理をとことん何回もミーティングを重ねて気合を入れてやった」
4.「当日想定外のことがおきる」
5.「長岡生コンに連絡をあらかじめ入れておこう」 「小松君、何月何日ごろ手配だけしといて。また頼むと思うよ」
6.「何事もなかったね」
ドキドキなんかしなくていい。
大丈夫。
「世の中の杉板はみんなやってる」
のだから。
あなただけじゃない。
一人で悩まないで(笑)
宮本充也