2017/03/07
「普通ベニヤでしょ」 打ち放し・補修・色合わせ・特殊・自然

「普通BENIYAっしょ?」
ではない。
普通ベニヤ
である。
普通ベニヤ。
ベニヤがふつうなのに、何をいまさら改めて、
普通ベニヤと呼称するのか。
疑問に思わないだろうか?
生コンブログの始まりである。
打ち放しコンクリートの話題となる。
通常、打ち放しコンクリートの型枠は、
「普通ベニヤ」
を使わない。
パネコートと呼ばれる表面が光沢のあるつるつるとした板を用いる。
だから、打ち放しコンクリートの表面はつやつや光っている。
※こんな感じ(Google画像検索)
一般に「打ち放しコンクリート」といえば、こんなイメージ。
ただ、打ち放しコンクリートフリークの追求は深い。
「普通の打ち放しじゃやだ」
である。
彼らは求める。
より、マニアックを。
より、アートを。
・浮造り
・本実
・杉板
いろいろ巡り、いろいろ深め、
そして最終的に彼らが行き着くのは、
「普通ベニヤでしょ」
である。
1周回って結局そこですか
みたいなあれである。
いわく、パネコートみたいな光沢は不自然だ!
打ち放しコンクリートはてかてかしちゃいかん!
普通のベニヤ型枠で作った打ち放しが本物じゃ!
となる。
打ち放し of 打ち放し
King of 打ち放し
それが、
普通ベニヤ
となる。
そして、
そしてご推察のとおり!
最もコンクリート打ち放し色合わせ補修泣かせなのも、
「普通ベニヤ」
となる。
そりゃ、そうだ。
周りがめっちゃ「自然」で奔放なテイストになっちゃってるため、
そこに現れたジャンカなど施工欠損を自然テイストを損なうことなく、
治す、ってのは非常に高度な技術が要求される。
あれ?
さらっと、流しそうだったが、
なんと!見事きれいに施工不良が消えてなくなっている!
摩訶不思議!!!
これ、これも。僕たちGNNが取り組んでいる色合わせ補修のすごさ。
どんなマニアックな打ち放しコンクリートであろうが、
かかってこい!
である。
この現場は、
HPを見たお客さんからのリピート引き合いです。今は見本出しの段階です。普通ベニヤを使用したコンクリート打ち放しを強く希望した設計さんが別荘や高級住宅を多く手掛けるゼネコンさんに発注しました。しかし普通ベニヤはコンクリートの水分を引っ張りやすく、パネコート型枠よりも打ちあがりが満足できるものではなく、ゼネコンさんが設計さんの意向をくんで過去に希望通りの施工をした弊社に連絡をしてくれた流れです。ジャンカ、ピンホールが目立つ内肌でした。普通ベニヤの打ち放しは型枠一枚一枚の風合いの違いがモザイク調に表現されるため根強いファンがいらっしゃいます。見本出しはこの範囲で1人工でした。
ということで、施工実績の紹介でした。
超マニアックでキラーパス的な色合わせ補修。
お待ちしています。
打ち放しの鉄人(いきさん;GNN事業パートナー)がお待ちしております(笑)