2018/07/24
「落下防止のため切削後のモルタル左官は行わず」

土木構造物の色合わせ補修。型枠がはらんでしまい、一部を切削して補修。落下防止のため切削後のモルタル左官は行わずに施工を行った事例は今回が初めて。4名、約20万円で施工完了。
Before
After
大手ゼネコンさんのお仕事をさせてもらう場合もある。
支店業者
と呼ばれる彼らは大規模案件(トンネルなど大型構造物)が発注されると、
その業容やスキルにおいて地元ゼネコンでは手に余る場合に、
地方の入札に参加し競争の結果落札する。
普段お取引をしている業者さんとちがって、
彼らとの対面は一生に1度とかになる場合が多い。
まさしく一期一会の関係性。
生コンを納入させていただくこちらとしては、
できるだけ気持ちのいい仕事を提供して、
「あー、伊豆はよかったな」
と思ってもらえる一端を担いたいと思っている。
今回の色合わせ補修はそんな支店業者さんから。
モルタルなどを使った断面修復は御法度。
張りつけたものはいずれ落下する。
この考え方は年々厳しくなっていく。
山梨県中央道の天井版落下事故は記憶に新しい。
つけたものは耐用年数がある。
タイルもレンガも石材も、そして補修材も、である。
だから下地材料を使用しないで施工した稀有な事例となっている。
このゼネコンさんには長期間にわたって生コンを納めさせていただいた。
「いい土地だったな」
そんな風に思ってもらえたらうれしい。
こちらの会社さんは本当に紳士的で素晴らしいゼネコンさんだった。
だから僕たちも精一杯お気持ちに応えられるようにしたい。
支店業者さんにとって、
色々な地域でいろいろな下請け業者さんと契約をすることになると思う。
コンクリート色合わせ補修
中でもこの分野はきっと苦労する業種だと思う。
それぞれの地域にある生コン工場。
生コン屋さんとコンクリート補修
こちらでは小規模建設事業者さんばかりにフォーカスしがちだけど、
この僕たちの付加価値はそんな支店業者さんにとっても、
きちんと届けられるものとなっている。
今回はそんな実績のご案内でした。