2018/07/24
「砂筋程度は味があって逆にあり」 杉板・うづくり・砂筋・造形・価格
杉板うづくりの外壁で、役物のキワが充填不足で砂道(すなみち)が発生。左官と造形できれいに補修完了。1人工で約10万円の工事。 お施主さんはそこまで気にしていないようでしたが、監督さんのこだわりで工事に入りました。
モノづくりのこだわり。
素敵だね。
お施主さんは正直素人さん。
だから、
「打ち放しってのはこういうもんです」
言い切れられたら反証するための材料がない。
決まり手、寄り切り、である。
ビール瓶でもワインボトルでもあまり大差ない。
生コンブログの始まりである。
※Before ちょっとした砂道をモルタルで補修
※After 左官と造形できれいにうづくりを再現
砂道・砂筋
画像検索でググっていたら非常にわかりやすい解説を見つけた。
※引用元→https://www.kenbiya.com/column/mikao/81/
施工不良の中でも最も目立たないものといってもいい。
人によっては、
砂筋程度は味があって逆にあり
くらいに思う人もいるだろう。
事実この現場のお施主さんは全く問題視していなかった。
ただ、補修はどうしても必要になる。
砂筋(砂道)は実際劣化因子が入り込みやすい。
だから密実な状態にするために、
Before写真のようにモルタルなどで補修しておく必要がある。
こちらの現場の施工代理人さんはどうしても妥協できなかったのだろう。
すばらしい現場管理者の一人として賞賛したい。
モノづくりの最前線
建設というととかく悪く言われがちだけれど、
それはごく一部の人たち。
マスコミに乗せられてみんな悪みたいなイメージはどうか払拭したい。
モノづくりのラストワンマイルを握る人たちの大半は、
実は真摯でとてもこだわりのある善良な市民なのだ。
