長岡生コンクリート

2015/10/15

普通ベニヤ、ラワン型枠打ち放しの肌不良も(静岡県静岡市)

打ち放しにはさまざまな種類があります。

そのなかの見た目に限定しても実にたくさんの仕上がり肌があります。今日はその中のひとつをご紹介します。

普通ベニヤ型枠(ラワン型枠)

パネコートや鋼製型枠のようにツヤがでない、合板の木目が露出される仕上げです。素材の持ち味を活かすことができ、無機質になりすぎないため木造とRC造の複合建築に用いられることがあります。

反面、型枠自体が吸水する性質を持っているため、よほど気を使って散水や剥離材塗布をしても打ちあがりがきれいにおさまりにくいことがよくあります。コンクリート打ち放し補修で、こういった肌は「なおせない」と諦めてしまう方も多いようです。

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中央上段のパネル色が少し違います。色違いですね。下段もアク(灰汁)がたれてしまっています。

コンクリートとして、こうなることは珍しくありませんし、耐久性や強度に問題もありません。ですがやはりみためを統一したいものです。

IMG_3734.jpg

こんな感じに修正できます。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士