2018/07/25
「補修費用が高くつくことは知っている」 杉板・塗装・価格

約20万円。CB積みではなく、パネコート打ち放しに杉板模様を施工(両面施工)集合住宅の外構で、杉板の打設をすると補修費用が高くつくことは知っているため、塗装による杉板模様の造成を選んだ。
負けることがわかっている。
そんな闘いもある。
けれど逃げるわけにはいかない。
前に進むしかない。
まるで片道分の燃料しか積まずにゼロ戦で出撃するようなもんだ。
それが美徳だった時代があろうとなかろうと、
僕たち現代人には流行らない。
負けますわ。
無理っすわ。
これが現代人。
だから、さっさとやらないことを選択する。
これが僕たちのやり方。
※Before(上)打ち放し擁壁、After(下)杉板模様を表面に塗装
約20万円。CB積みではなく、パネコート打ち放しに杉板模様を施工(両面施工)集合住宅の外構で、杉板の打設をすると補修費用が高くつくことは知っているため、塗装による杉板模様の造成を選んだ。
絶対に失敗するのに杉板に挑戦。
それって、正しい選択なのだろうか。
型枠は高い。
養生や手間は通常よりもよっぽど注意が必要。
そして、
どれほど手間をかけても成功する確率は万に一つ。
ご存じだろうか。
高級杉板打ち放しはほぼすべてこの技法による色合わせで補修されている。
その真実を。
だったら、最初からあきらめた方が得じゃん。
これって、かっこ悪いだろうか?
一生懸命はかっこ悪いですか?
昔静岡地方のローカル学習塾のテレビCMにそんなキャッチがあった。
CMのことをだせえなあと思っていた中学生の僕だったが、
一所懸命は見せるもんじゃない。
「自分頑張ってます」アピールは要らない。
そんなの施主は欲しくない。
結果が欲しいのだ。
だから、最初から、杉板打ち放し塗装を選ぶ。
だって、見た目変わらないのだ。
いや、逆に上質な打ち放しなのだ。
負けるとわかっている闘いに挑み、
無駄に工期を伸ばし、
品質を下げる。
そんなあり方は今風ではない。
補修費用が高くつくことは知っている
だったら、
「生コン屋さんとコンクリート補修」
生コンでいいこと。