2018/03/11
「色合わせあるある」 ジャンカ・補修

内装で採用。写真の箇所よりも目立つじゃんか等があり、そこを消すことによりこちらも気になって消したくなった。色合わせあるある。事前に施工箇所を仕上り決定権者が示してそれ以外は手を付けない、としないと工事金額が青天井となる懸念。1人工で約5万円
色合わせあるある。
もう、10年も前から経験している。
「あー、あそこもなんか目立ってきちゃったな」
非常に素直な感覚なのである。
お施主さんも設計事務所も悪気はない。
ただ、事実、問題点を解決すると、
ほかのそれまではそれほど問題と意識されていなかった小さな問題も問題として顕在化する。
これはきっと色合わせだけに限ったことではないだろう。
とある施工不良を治す。
すると、それまで目立っていなかった小さな施工不良がやけに気になり始める。
現場監督さんひやひやする。
え?まだ指摘するの?
まじ?
とても素直な感覚。
でも、予算を握る監督さんにはたまったものではない。
ちょっと、まってよ、まだ指摘するの?もういいじゃん。
色合わせあるある。
本当によくある。
これもそんな現場の一つ。
※Before 上、それほど気にならないが・・・、After 下、完全に除去。
多少は補修痕があったほうが自然でいいんだけどね。
僕はそのように日頃思っている。
完璧な打ち肌、打ち放しなんて逆に嘘くさい。
そのくらいに思っている。
それなのにはまり込んでしまう罠みたいなもん。
色合わせあるある。
気をつけよう。
目的は、
生コンでいいこと。
素敵な色合わせならなんだっていいんだから。
宮本充也