2018/07/25
「このままでいいとは思ってないから|打ち放し色合わせ体験プログラム」

各地で開催される打ち放し色合わせ体験プログラム。今回は天橋立で有名な丹後の山城生コンで開催。
「このままでいいとは思っていないからです」
今回も不躾なDMに応えて大勢の方にお越しいただいた。
それも、丹後。
京都府とはいえ、京都市や長岡京市など、
かなり離れたところからもご来場をいただいた。
それも熱心に。
まじめに。
ご自身の仕事の段取りと照らし合わせて、
生コンポータルがお伝えする「生コンでいいこと」
に耳を傾けていただき、
随時質問をお寄せいただく。
※堀木インストラクターに続いてみなさんも道具と材料を手に取る。
※長岡京市から。「伊豆長岡の会社だったから来たよ」(笑)
もちろん最初から高度な技ができるなんてことはない。
悪質なコピーじゃあるまいし、
口から出まかせでは生コンでいいことをお届けできない。
もちろん、それなりの努力は必要。
でなければ杉板浮造りや本実などの打ち肌の再現はできない。
でも、
そこへ行くための道筋と努力の方法
はお伝えできていると思う。
それはご来場いただいた皆さんが深く頷いてくれることからも自信を持って言える。
そして、そのための入り口。
打ち放し色合わせ体験プログラム。
3,000円の道具・材料費をお支払いただき、
お忙しい中貴重なお時間を割いて足を運んでいただく。
不躾なDMにお答えいただける。
顔も見たことのない伊豆の生コン工場が主催している、
生コンポータル。
どうしてわざわざ足を運んでいただけたんですか?
その問いに、
「このままでいいとは思っていないからです」
業界や職業に対して常に問題意識を持っている。
そんなお答えをいただけ、
そして生コンでいいことセミナーがその想いにお応えできている。
そのことがとても嬉しかった。
「いや、死ぬほど暇でやることなさすぎて、来たくなかったけどうっかりきちゃいました」
ではなくてよかった(笑)
同世代の参加者が多かった。
それも今回のセミナーの特徴だったと思う。
僕自身、これからの生コン業や建設全般に不安を抱えている。
このままでいいとは決して思っていない。
むしろ、まじ、やばいっすねって感じに思っている。
できることなら自分が選んだこのテーマで、
自分と自分と同じような人たちのために貢献したい。
打ち放しコンクリートの管理に悩み塞ぎ込み、
ノイローゼの果てに退職。
そんな建設技術者のお話を聞くと本気で凹む。
縦型産業構造の建設というあり方に問題意識を持たざるを得ない。
もっと楽しい、
笑顔輝く産業じゃダメなんだろうか。
そんな風に思う。
せめて少しでも自分のいた証拠に楽しい環境を残したい。
実際に生コンを使ってくれる人が笑顔になるためには、
生コンを少しでも面白おかしいものにしたい。
使ってて喜べる何かにしたい。
・型枠を外してゾッとしちゃった
・もう、2度と生コン使いたくない。
そんなことのないように持ちうる知識と技能を駆使して、
その価値をお届けしたい。
生コンでいいこと。
生コンポータルの願いです。
宮本充也