2018/05/16
「拘りの普通ベニア型枠|打ち放し色合わせ」

普通ベニア型枠を使用した打ち放しコンクリートはこだわって作られる。通常のパネコートに比べ、ジャンカなどの補修施工の難易度は杉板型枠などと並び高い。価格の透明性のある色合わせで、こだわるお施主さんにもご納得いただく。一式150,000円
生コンポータルを検索してお問い合わせをいただく。
神奈川県の現場。
通常打ち放しコンクリートといえばパネコートと相場。
※こんなコンパネで型枠が組まれる(https://www.ubehouse-e.com/kitaku-s/409/から引用)
あのテカテカつやつやした打ち放し表面。
美しいと一般には感じられるものが、
中には「自然じゃない」とか「ぎらぎら下品」と思う方もいる。
これが打ち放しコンクリートが複雑で苦労する理由なのだけど。
百人いたら百人の「美しい」があるのだから。
それを供給する現場代理人の方はお施主さんとの対話力が必須になる。
現場経験に裏打ちされた提案力とでも言おうか。
※Before普通ベニア型枠を用いた打ち放しの表面に発生した小さなジャンカ。通常はこのくらいのジャンカなら見過ごされるはずだ。
※After この通り自然な肌を損なわずジャンカが消えている。
普通ベニアを選択するお施主さんはそれだけ目が肥えている。
現場代理人さんもそれだけ覚悟を持って対話するだろう。
こだわりを持ったお施主さんはご自身でいろいろ調べる。
広範な知識体系「建築」
その一仕上げ「打ち放しコンクリート」をとことん追求されれば、
中には一般の人の方がプロよりも詳しくなったりすることはあり得る。
だから真摯にお施主さんに向き合わねば、
不誠実
と捉えられることだってあるだろう。
今回はそんな現場だったはずだ。
ジャンカが発生するのは仕方ない。
ただ、その発生する施工不良に対してどのように対応するか。
HPで検索してお問い合わせをいただいたこちらの現場は、
きっとかなり不安を抱えてご連絡をいただいたはずだ。
知らない業者への連絡なのだから。
今後さらにこうした価値はきちんと発信していきたいと思う。
真摯に打ち放しコンクリートに向き合っているすべての人へ。
誠実な多くのものづくりに携わるひとたちへ。
生コンでいいこと。
宮本充也