2018/07/25
「色合わせした箇所だけ濡れ色にならない|打ち放し色合わせ」

コンクリートは濡れるもの。石材など自然なものは水に濡れれば「濡れ色現象」を起こすのが自然。しかし、エフロ対策や打ち放し色合わせ補修の施工などひとたび表面を保護してしまうと「水を弾く」。「水に濡れなければコンクリートじゃない!」そんな分野のイノベーションが齎された
https://www.nr-mix.co.jp/rc/
とある革新的な技術がある。
セメントは無機質。
一方、多くの塗料は有機質。
セメントはガラスとか石材の仲間。
塗料は輪ゴムとかアスファルトの仲間。
ざっくりそんな感じ。
セメントを原料に作られるコンクリートはもちろん、
無機質。
石材の仲間。
雨が降ればコンクリートは濡れ色に染まる。
一方、塗装は膜を張っていて水を弾く。
濡れ色にならず元来の色をそのまま保つ。
これまでの色合わせの限界
※色合わせ前
※色合わせ後
色合わせはつまり打ち放しコンクリートの打ち肌の品質を損なうことなく不良箇所(落書き部分)を綺麗に塗装して隠す技術
写真のように雨がかからない場所で壁面(垂直面)ならいいけど、
普段から雨がかかる、
例えば水平面
土間コン
の色むらを補修した後にはこの色合わせ技術は問題を孕む。
所詮、塗装
という問題。
別に塗装を悪くいうわけではなくて、
本来コンクリートは水に濡れるもの。
通り雨がコンクリートを染めていくのさ
なんて歌詞もあったくらい。
コンクリートは濡れ色に染まる。
情緒がある。
色合わせをするとそのコンクリートがまるで濡れずに白く光る。
情緒もクソも無くなってしまう。
これが、これまでの打ち放し色合わせの限界だった。
※某社が開発した完全無機(液体セメント)による色合わせ材料の試験施工
完全にセメントの塗料
ということは硬化してから水がかかればもちろん濡れる。
濡れ色になる。
色合わせをした箇所だけ濡れ色にならない
そんな現象はもう起きない。
これ、結構イノベーションだと思ってる。
長年コンクリート補修という分野に携わっていて、
誰もブレイクスルーできなかったこの分野。
神ってる。
バージョンアップした生コンポータルの、
打ち放し色合わせ技術
さらに多くの人たちをハッピーにできる。
確信しています。
生コンでいいこと。
宮本充也