2018/07/25
「どっちが新築か分かる?|打ち放しコンクリート色合わせ」

方や25年前に建築され、一方は5年前の新築。いずれも、打ち放しコンクリートのRC建築。さあ、あなたはどちらが新築か分かるだろうか?5年前2棟目新築をきっかけに「打ち放し色合わせ」技法で新築リニューアルを果たした(リフォームの実績)
https://www.nr-mix.co.jp/rc/
どっちが新築か分かる?
左手と右手、どちらも打ち放しRC建築。
普段、打ち放し色合わせ、は緊急の補修を主に紹介している。
プロの僕でさえじつは「どっちが新築かわからない」。
今回ゲストが「色合わせの現場見たい」ということで、
5年ほど前に実績となった現場を訪ねた。
片方は築25年、もう片方は築5年。
さあ、あなたはどっちが新築か分かるだろうか?
※写真右手の打ち放し建築
※写真左手の打ち放し建築。どちらも似たような感じ。。
供給するプロの僕たちですらどちらも似たように見えるのだから、
一般の方々に見破られることは絶えてない。
そもそも当てずっぽうの答えがたまたまあたるか、
またはふつうに外れるか。
そのくらいプロの技法は完全に打ち放しコンクリートを再現する。
そもそもRC建築は適切なメンテナンスをしてあげれば半永久
通常の供用環境で適切なメンテナンスがほどこされれば。
RC建築は半永久に供用できることはよく知られている。
打ち放しコンクリートに憧れて新築。
20年目の現実というやつがある。
いや、10年目ですでにそうなる場合がおおい。
表面の打ち肌(打ち放しコンクリート )がコケ・カビて、
まるでお化け屋敷
のように変わり果ててしまう。
これが、打ち放し建築の弱さ。
と思われていた。
※現在の技術ではその問題は解消されていて、新築時に適切な表面保護を施していれば免れることができる
20年目、いろいろガタがき始めてきたタイミングで、
「打ち放しがお化け屋敷だから塗装しちゃおうか」
みたいな残念なストーリーは全国枚挙にいとまがない。
さあ、答えは・・・?
※写真左手のこちらが築25年
手前のコンクリート 擁壁(花壇)を見ればお分かり。
25年の歴史をその打ち肌に刻んでいるのが分かる。
一方、建築そのものの打ち肌はまるで「新築」そのもの。
これは、日頃生コンポータルで何度も紹介している、
「打ち放し色合わせ補修」
という特殊技巧を古くなった打ち放しコンクリート全面に施したもの。
こうなると、新築とリフォームの間に差はまるでない。
そもそもが半永久の打ち放しコンクリート 。
この技術で永久に新築時の清潔さを保っていられる。
建築にはたしかに流行り廃りがあるかもしれないけれど、
それら流行は繰り返されるもの。
普遍的な建物を建てて仕舞えばその打ち放し建築は永遠にその存在感を失わない。
お化け屋敷なんて呼ばせない。
生コンでいいこと。
その技術は新築だけにとどまらない。
リフォーム工事でも絶賛活躍中の「生コン屋さんとコンクリート補修」。
生コンでいいこと。
宮本充也