2015/10/15
杉板打ちっ放し、うづくり補修 東京都
杉板の打ちっ放しってRC打ちっ放し仕上げの中で、もっとも難しいと思います。
型枠の杉材選び、打設前の散水や剥離材塗布、生コンのワーカビリティ管理だってシビアにしないといけません。
そんな厳しい状況の中、しかも夏場や冬場はとても大変です。
それを乗り越えて脱型するときなんてドキドキもんだよ、とよく伺います。
お施主様として「きれいな家、かっこいい家、良い家に住みたい」
設計士さんとして「書いたものを実現したい」
施工会社さんとして「誰よりも良い仕事をしたい」
いろいろな思いが見守る中
いざ、型枠オープン!
杉板の継ぎ目が縦にきちゃってたか・・・
こんなことよくあると思います。杉材は特に無駄のないように使わなければならないため、こういったことは起こりえることです。しかもこれ、うづくり(浮づくり)なんです。
杉板うづくりとは:やわらかく幅の広い「夏目」と、固く幅の狭い「冬目」が木目にはあるのですが、やわらかい夏目を削ることでより立体感を持たせた杉材です。
でも安心してください。
みなさま納得していただける仕上がりになります。
特に現場監督の方はこういうことがあると「しばらく心配で落ち着かない」とおっしゃるくらいです。
よくわかりますその気持ち。
担当の小松でした。