2018/07/13
「引き渡しの時に難儀する|杉板打ち放し補修」

普段あまり杉板の型枠で擁壁を作らない。35m2の大規模杉板打ち放し。挑戦してみたところ案の定表面の剥離が随所に。全面的に補修することになり、トップコートも含めて450,000円の補修。「補修したところがわからなくなったよ!」と喜びのお言葉をお寄せいただく
https://www.nr-mix.co.jp/rc/
引き渡しの時に難儀する
出来型とは性能である。
図面に忠実に建設が行われているか?
出来型が提示する機能とは通常、
「強度」
であり、
「耐久性」
であったりするのだが、
打ち放しコンクリートの出来型は実に複雑になる。
最近ではテトラポットのような単純な、
「重量」
という機能を果たす構造物でさえ、
発注官庁の検査で、
「見た目」
としての出来型性能を指摘されることがあるという。
各社技術力が工場し評価ポイントがそれだけ細かくなってきたのだろう。
中でも、
特殊型枠(例えば杉板やラーチ合板)を用いた打ち放しコンクリートの出来型管理は複雑を極める。
ある人にとっては、
「ありな打ち放しだね」
だったとしても、
別のある人にとっては、
「なにこれ、イメージと違う。取り壊してやり直して」
になるリスクが非常に高いのだ。
※Before 写真のような剥離が35m2の擁壁の随所に見られた。
※After 左官補修の後独特の杉板木目を表面打ち放しに再現する
生コンポータル「生コン屋さんとコンクリート補修」は打ち放しコンクリートの救急車
不意の施工不良はいつだって起きる。
起こしたいと思って起こすものではない。
怪我したいと思って怪我する人がいないのと同じことだ。
生コンポータルでは毎月10回の、
コンクリート打ち放し色合わせ体験プログラム
を全国開催している。
そこで形成されているのは、
打ち放しコンクリート施工の全国ネットワーク。
どこか遠い地域の特別な補修
ではなくて、
もっと身近でとっつきやすい
を目指している。
打ち放し色合わせ補修をもっと身近に。
そして、漏れなくついてくるのが、
「生コン屋さんのコンクリートに関する技術力」
ただ、隠す。
ではない。
ただ、綺麗にする。
ではなくて、
きちんとコンクリート構造物としての強度や耐久性に感する知識
が施工についてくるのが、
単なる色合わせ補修(ただ隠す)
とは違うところ。
だから、選ばれている。
だから、信頼されている。
エクステリア外構工事とはいえ、
一生に一度のお買い物
その大切なお買い物に、
・どこかのよくわからない不透明な業者
・顔が見えてコンクリートのプロで身近な補修業者
どちらを選ぶかは自明。
この技術が人を笑顔にできることを僕たちは知っています。
生コンでいいこと。
宮本充也