2016/05/20
コンクリート壁面に出るなぞの模様の正体

こんにちは!
富士山が世界遺産に登録されて早3年が経とうとしています。
富士山は標高3776.12m、小数点以下を知らない人も多いのではないでしょうか。富士山は数字だけみると世界的にハイスペックとはいえません。僕はそう思います。
富士山がなぜ愛されているのか。ジャパニーズフジヤマイズビューティホーなのか。
それはひとえに「シルエット」だと思っています。
周囲の山々が奇跡的に大きくない。これに尽きる。
その素敵なシルエットはジャパニーズ生コンクリートの中にも脈々の受け継がれています。
見えますか?
画像真ん中の霊峰富士が!
コンクリートには日本の象徴たる富士山が出現することがあるのです!
しかし
悲しいことにこの富士山は嫌われ者です
これ、実は生コンを充填するときに山状に発現してしまった結果なんですね。上から落ちてきたものは山状に堆積します。
山状に堆積する際、上から生コンはほぼ自由落下します。すとーんと。落下するときに生コンは型枠を傷つけます。それがこの模様の正体であることが非常に多いわけです。その模様はコンクリート打ち放し補修工事の対象になることが多いのです。
これからこの富士山を消すわけですが、まだコンクリート打ち放し補修の施工が完了していません。でも、、施工が終わっても僕は画像を紹介しません。
だって富士山消す行為ですからね!!
コンクリート打ち放し補修の担当は小松でございます。
余談ですが、以前この模様があまりにも立派に出たため、現場の方とお施主さんで協議した結果「額縁を貼り付けて活かす」ということになったことがあります。そのときの写真がないのがほんとうにもったいない・・・
担当 小松
08035255405