2016/06/18
ピーコン(セパ穴)を消す、作る、見えなくする。コンクリート打ち放し補修

型枠を外した後に「あれ?こんなところにピーコンが」といった具合に想定外の場所にできたセパ穴。これ、打ち放しコンクリートの場合は問題になります。この問題を解消する方法があります
こんにちは!
動物にある「へそ」ってありますよね。母体と自身がつながっていた痕跡です。また、「へそ」はきれいでありたいと思うものです。へその掃除を怠ればゴマが発生しますし、へその形が悪ければあまりへそを見られたくないものです。母体から物理的に切り離された今、へそはその痕跡としてしか残っていません。しかし大事なのです。多くの場合、へそがなければ身体的違和感を覚えると思います。
コンクリートの壁にも「へそ」があります。
母体である「型枠」と生コンクリートがつながっていた証です。セパレートがあるからコンクリートは形を崩さずに型枠に収まり、硬化することができます。
ではそのへそであるピーコン穴、セパ穴が「あるべきところにない」「あってはならないところにある」場合、どうでしょうか。
建築家、お施主さん、監督さんともに違和感を覚えると思います。
ピーコン多くないこれ・・・?ピーコンずれてないこれ・・・?セパ少なすぎじゃない・・・?
そうなんです。コンクリート打ち放しの壁を見せるとき、セパ穴はかっこよく見せるための大事なエッセンスなのです。
スタイルのいいコンクリートだ、堅牢そうに見えるコンクリートだ、のエッセンスなのです。エッセンシャル!
そのピーコンが妙なところにどうしてもついてしまうことがあります。型枠の形状の都合上、片側にしか型枠を設置できないなどなど。「仕方のない理由」でピーコンはしばしば悪さをします。
ここにピーコンがあると美観だけでなく、コンクリート打ち放しがもつ性能まで阻害しかねません。開口部の端部はひび割れ(クラック)が入りやすいのです。
ウンンンンンオオオオオ!!
はい!
イリュージョン!ピーコンは消え去りました。
もちろん、ピーコンをずらして作り直すこともできます。
悩んで悶々とした日々を送る前にコンクリート打ち放し補修という選択肢があります。コンクリート打ち放し補修でぜひ健康な精神を手に入れてください。
お問合せは担当小松まで!
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