2016/06/19
杉板浮作り(うづくり)補修、補修をせずに仕上げる方法も。

こんにちは!
「杉板」「打ち放し」「補修」といった検索ワードで、多くの方が私たちのHPやブログにたどり着いてらっしゃいます。いらっしゃいませ。
そのワードでたどり着いた方は絶賛困っている、胸に心配を抱えている方だと思います。いらっしゃいませ。
また、そういった方々はこの3行を飛ばして読まれているかもしれません。いらっしゃいませ。
杉板打ち放し補修、杉板うづくり打ち放し補修に関連する内容まですっ飛ばしてお読みになりたい方は10行くらい飛ばしてください。今から関係ない話をします。
杉板うづくりとは?というところです。
杉樹木に限らず、樹木は夏に大きく成長し、冬は成長のスピードを緩めます。
南側の年輪は広くなり、北側の年輪は狭くなります。ですから、森で迷ったときは切り株を見てください。大まかな方角がわかります。ちなみにぼくはスマートフォンを持っていくのでその方法はとりません。
そして、夏に大きく成長した分の樹肉は「広く柔らかく」なります。
冬に成長した分の樹肉は「硬く狭く」なります。
この四季の変動、気温、方角によって樹木の模様は決まるのです。お天道様と地球が決めているわけです。神の補修技術を持つ伊喜さんの受け売りですが、「樹の模様は神様が作った模様」というわけです。
話を戻します。「浮作り(うづくり)」とは、杉板を荒削りしたような状態です。夏に成長した「柔らかく広い面」は大きく削られ、冬に成長した「硬く狭い面」はほとんど削れません。
そうするとキレイな凹凸ができるのです。これが美しい杉板うづくりとなります。
その神の模様を生コンクリートで転写したものが「杉板うづくり打ち放し」となるわけです。
しかし転写は100%うまくいくことはまずありません。うまく転写されなかったり、杉板の凹凸に空気がひっかかりピンホールが群発することが多くあります。
そこでRCトータルサポート、杉板打ち放し補修です。
下段が型枠を使って髪の模様を再現した杉板うづくり打ち放しです。
上段が髪の模様を職人の手で再現した杉板うづくり打ち放しです。型枠を使わず、造形と色付けで表現しています。
杉板打ち放し補修を専門業者に依頼されたことのある方は、その業者の腕前がピンきりであることをご存知かと思います。
杉板打ち放し補修は非常に専門性が高く、技術が必要となります。出てしまった不良を周囲を一体化させてきれいな建物をつくることが建設に携わる人が持つ当然の考えです。
失敗した箇所を治すこともできれば、失敗する前にすべて型枠を使わずに再現することもできます。
現場で悩んだり、設計図を見て悩んだりする前にRCトータルサポート担当小松へご相談ください。
小松
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