2018/12/06
まさに極ワザ!杉板浮造り打ち放し補修は『リアル』を再現|RC補修・静岡県沼津市

コンクリート打ち放し補修は難しい
僕たちが行う『RC(コンクリート打ち放し)補修』のワザ。
口で説明すると実にシンプルなものですが、
その実は難しい技術なんです。
なぜならRC補修には『正解がない』から......。
例えばそこに人が10人いたら、
それぞれ10通りの求めるRCがあって、正解は10通りになるんです。
芸術品のように綺麗なRCが良かったり、少し武骨なくらいが渋くて良かったり......。
なかでも一番難しいのは、『リアル』を追求する場合。
コンクリート打ち放しはコンクリートそのものが目に見える仕上げになります。
通常、生コンクリートの中には5%ほどの空気が入っています。
コンクリートが固まるためにはその空気が重要になるからです。
けれどその含まれた空気が、型枠の表面に残ってしまうと
『ピンホール』や『あばた』と呼ばれる大小無数の穴が出来てしまうのです。
これらは、その見た目にも害があるのですが
「まったくピンホールがない打ち肌というのもちょっと不気味だよね」
そんな意見だってもちろんあります。
そこで生コンポータルでは、コンクリートの打ち肌をよりリアルに表現するため、
『ピンホールをわざと作る工法』も行っています。
下の写真は杉板模様の打ち放しを施工しようとしたところ、
型枠を外してみたらこのようにボロボロに仕上がってしまいお悩みを抱えていた現場。
※Before まさに型枠を外したらぞっとしてしまうような打ち肌でした。
※After 『RC補修』によって見違えるように蘇えりました!
このようにわざと『ピンホール』を作ることで、
より自然で本物に近い仕上がりとなります。
コンクリートは生ものだからこそ、奥深くて面白い。
そんなコンクリートの面白さをより多くの方に知ってもらいたくて、
我々生コンポータル『RC補修』は日々ワザを磨き、広めているのです。
コンクリートの打ち肌にお悩みの方は
お気軽に生コンポータル『RC補修』担当:小松までお問合せくださいね!
(2018年12月9日 三浦 編集)