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2021/09/11

激動の5日間《インターン》で僕が感じたこと、伝えたかったこと!

激動の5日間《インターン》で僕が感じたこと、伝えたかったこと!

今週1週間は本当に激動だった。疲れた。コンクリートを学ぶ学生さんのインターンということで、スキルよりも人脈にフォーカスした1週間は僕自身が来し方を振り返ることのできる貴重な体験となった。僕はこの体験を通して彼に何を伝えたかったのだろう。



激動の5日間

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最終日6日目の午前中は工場で品質管理実務を研修していたようだ。

この6日間はまさに激動と言っていい。

初日午前中こそ工場でオリエンテーションをしていたものの、午後には岡山移動そのまま宿泊。

2日目は白石建設(生コン製造)で武南社長や生コン業界の有名人JIC森先生らと交流し生きた品質管理を経験する。

⚫︎参考記事: 「生コンポータルの《インターンシップ》は最強のコンテンツです」

3日目1件目の訪問先はエクステリア資材(生コン含む)販売日本一を誇るエクスショップを訪問し、旧来の重厚長大な産業構造にあって、インターネットを駆使して新たな小売・ECに挑戦する若い会社のエネルギーに触れる。

2件目は日本最大のコンクリート工業組合として名高い大阪兵庫生コンクリート工業組合で技術のエース船尾さんから暑中コンを通した業界の「本音と建前」について知る。

⚫︎参考記事: 「生コンポータルの豪華《インターンシップ》3日目はインターネットと暑中コンクリート」

僕自身とても身につまされる体験となる。

子供の頃、「お行儀よく」「大人の言うことを聞きなさい」道徳の授業というよりも常に先生や大人たちから言われていた「あるべき姿」で満ち溢れているであろう、大人たちの社会に、それが無い。

不公平は当然のように随所に見られ、縦割りで階層的な産業構造に区分された人々は、互いに不信感を抱きあっている。

「取引」は「取る」「引く」つまり、「奪い合う」と考えられているようだ。

階層化された産業構造にITで果敢に挑戦しているエクスショップや、ものづくりや技術開発において階層構造や縦割り・グルーピングのジレンマに苛まれている生コン実務者と実際に触れることは学生にとってどのような経験なのだろう。

何よりも、インターンは学生というよりも僕にとって改めて産業に対する課題を再認識する機会となった。

人と人が共同するそのあり方を刷新しなければいつまで経っても理想の産業・ものづくりは望むべくもないのではないか。


4日目、東京テクノの松田工場長や土方建材の土方社長、牛島さんをお迎えしての残コンステーション視察の応対。

さらには、16時からは某大学の先生とリモートで残コン(スラッジケーキ)の再生とCCUについてやりとりがあった。

⚫︎参考記事: 「《建築》や《土木》はもはや限界を迎えている一方《舗装》には伸び代しかないブルーオーシャン」オワコン #1

⚫︎参考記事: 「《建築》や《土木》はもはや限界を迎えている一方《舗装》には伸び代しかないブルーオーシャン」オワコン #2

「残コン」

まだまだ一般に認識の広がっていない、「フードロスよりも深刻な」この問題こそ建設・生コン産業の闇、「公然のパワハラ」だ。

「建設産業に身を置く、ゼネコン・工務店をはじめとした水の次に流通している材料生コンを使っている全ての人たちは昼日中公然とパワハラを働いている。

これが現実。

特段、反論を受けたことはない。

事実を示して反論をしてもらいたいものだが誰もが沈黙を決め込んでいる。

建設業界で権威と呼ばれリーダーシップを発揮している人たちであったとしても「残コン」に関しては「ダンマリ」を決め込んでいる。

「現場では発生しているようだね。適正に処理されているに違いない」

現場に降りて行こうとしない。

現場はトップにいる自分にとって関係のない底辺としてダンマリを決め込む。

分業と言えば聞こえはいいが、重厚長大な産業構造の中で、人々は思いやりの心を失ってしまったかのようだ。

大人になる前には「お行儀よく」「大人の言うことを聞きなさい」と言われていざ大人になってみたら、不条理が黙殺されている。

そんな大人になって僕も久しいが、まだ学生の彼の目にこの産業構造、この常識はどのように映るだろう。

なるべくなら僕はどんなに歳を重ねても「大人」の視点を持ちたくない。

公然とパワハラを働くのが大人なのだとしたらそんなの全く尊敬できないと思う。


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最終日は丸壽産業の東京支店会議室をお借りしてのディスカッション。

メンバーは、RRCS事務局の藤井さん、丸壽産業戸石さん、そしてドライテックの事業パートナーフッコーの杉山さんたちだ。

いずれも10年以上僕と僕の事業に関わってくださっている恩人たち。

常にこの建設・生コン産業にあって事業を通して課題解決に取り組んできた道すがらでいろんなアドバイスをいただいたり、協業・連携をしてきた人たち。

今の僕を作ってくれた人たちだ。

インターンの1週間を通して交流した人たちは全てそんな人たちだった。


インターンを受け入れるのは僕にとっては実に初めての経験。

(会社としては以前あったが僕が担当していたわけじゃなかった)。

そもそもインターンって何かよくわからなかったが、限られた時間の中で知識に乏しい学生さんにどんな経験をしてもらえるか考えた。

それは、スキルの習得ではなくて、人脈形成が重要なのではないか。

僕が今楽しく課題に対して取り組んでいるのは全て自分の力ではなく他人と関わり合って生まれた成果物によるものだ。

大切な人たちと課題を共有し協業することで売り上げ・利益という形で市場から報われ、よって持って僕という存在は生かされている。

そう考えると、スランプをうまく抜ける、だとか、品質管理についての知識を習得する、だとかは枝葉みたいなもんだ。

何よりも、人。

そんな人との交流を僕たち長岡生コンクリートのインターンにしたいと思った。



「激動のインターンでした。貴重な体験をすることができました」

彼自身、とあるテーマを抱いてこのインターンに臨んだ。

もちろん、暑中コンとかASRとか、特定のコンクリートに関する技術テーマだって、面白い研究領域かもしれない。

ただ、この5日間を通してきっと理解してもらえたのではないかと思うのだが、そんなプロダクトやテクノロジーの何もかもは、「人との交流」のアウトプットとして生み出されるもの。

つまり、「人と人とがどのように関わっていくか」が技術開発にとって最も重要な視点であって、産物であるプロダクトやテクノロジー、あるいはサービスは結局は、結果でしかない。

彼の中で朧げながら生み出されている研究テーマは多分に社会システム(産業構造)を題材にしたものになるようだ。

そして、その産業構造は現代(というよりも地球)の要求である「脱炭素」「ESG評価」にきちんと向き合っていかねばならない。

建設・生コン産業の構造を刷新させることで生まれるアウトプットはきっとより社会を明るくすることに貢献するだろう。

学生の立場で、ただ「教えてもらう」のではなく、自分をきちんと持って、彼は飛び立とうとしている。

社会に参画する個人として。

彼の今後の活躍を応援したい。

僕にとってもとても貴重な体験だった。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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